日本の若手監督たちによる優れた作品を一挙に紹介、冨永昌敬の最新作『庭にお願い』も上映

日本の若手監督たちによる優れた作品を一挙に紹介するイベントが、11月1日から11月29日の土・日・祝日に、東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎にて行われる。

同イベントは、『ヨコハマ国際映像祭2009』の一環として行われるもの。岩井主税、濱口竜介、松村浩行、真利子哲也といった若手監督のプレミア上映を含む注目作品を概観することができる。中でも注目は、『パンドラの匣』が公開中の冨永昌敬の最新作『庭にお願い』だろう。本作は、圧倒的な存在感と求心力をもつ音楽界の秘宝・倉地久美夫を追ったドキュメンタリーとなっており、冨永の新境地をぜひ目撃したいところだ。

固定観念にとらわれない、自由な映像表現を称揚するヨコハマ国際映像祭。本イベントも、今後の日本映画界の動向を考える上でも大注目だ。また、監督やゲストによるトークショーも数多く行われ、作り手の肉声を聞くチャンスとなっている。

『ヨコハマ国際映像祭2009 日本の若手監督作品 プログラム』

2009年11月1日(日)~11月29日(日)
会場:東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎

上映作品:
『庭にお願い』
2009年11月3日(火・祝)15:00の回 上映終了後
出演:冨永昌敬(監督)×須川善行(プロデューサー・編集者)

『海岸通団地物語~そして、女たちの人生はつづく~』
2009年11月7日(土)12:00の回 上映終了後
出演:杉本曉子(監督)×ゲスト予定

『現代韓国の映像集 ソ・ジンソク セレクション』
2009年11月21日(土)12:00の回 上映終了後
出演:ソ・ジンソク(キュレーター)×住友文彦(ヨコハマ国際映像祭2009ディレクター)

『兔のダンス』
2009年11月21日(土) 18:00の回 上映終了後
出演:池田千尋(監督)×ゲスト予定

『現代中国の映像集 リ・ジェンファ&ガオ・フェイ セレクション』
2009年11月22日(日)12:00の回 上映終了後
出演:リ・ジェンファ(キュレーター)×ガオ・フェイ(キュレーター)×
住友文彦(ヨコハマ国際映像祭2009ディレクター)

『庭にお願い』
2009年11月22日(日)15:00の回 上映終了後
出演:倉地久美夫(ミュージシャン)×須川善行(プロデューサー・編集者)×
岸野雄一(スタディスト)

『PASSION』
2009年11月22日(日)18:00の回 上映終了後
出演:濱口竜介(監督)×ゲスト予定

『現代日本のアニメーション集 山村浩二 セレクション』
2009年11月23日(月・祝)15:00の回 上映終了後
出演:山村浩二(アニメーション作家)×大川原亮(アニメーション作家)×
佐藤文郎(映像作家)

『イエローキッド』
2009年11月23日(月・祝)18:00の回 上映終了後
出演:真利子哲也(監督)×ゲスト予定

『TOCHKA』
2009年11月28日(土)15:00の回 上映終了後
出演:松村浩行(監督)×吉川正文(映画宣伝)×ゲスト予定

『KIKOE』
2009年11月29日(日)15:00の回 上映終了後
出演:岩井主税(監督)×松村正人(元STUDIO VOICE編集長)

料金:
前売 一般1,000円 大学生・専門学校生800円 高校生300円
当日 一般1,300円 大学生・専門学校生1000円 高校生500円
パスポート2,500円
※中学生以下無料、パスポートを除きすべて1日券

(画像:冨永昌敬『庭にお願い』)

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