世界と現実の二重構造に挑む生命力、撮影風景公開プロジェクト『戦う Annabel Lee』

写真家・アーティストの田口蒔と、ニューヨークでファッションとファインアートを学んだ尾崎智子の2人によるプロジェクト『戦う Annabel Lee』が、西麻布のCALM & PUNK GALLERYで3月7日(土)に行われる。

メディアなどを通じて意識的に「見せられている」現実は、既に誰かの手によって編集や演出が行われたものかもしれない。見る者が感じるリアルと、実際の世界は二重構造になっている。そんな二重構造は写真の世界にも置き換えることができる。今回の彼女たちによるそんな「撮影する行為」と「できあがった作品」の隙間を埋める行為としても捉えることができるだろう。

『戦う Annabel Lee』は撮影風景を公開することでフィクションとドキュメンタリーが同時に進行する作品。現実というサバイバルを生き抜くために新しい細胞を持った、美しい女の子たちがリアルな生命力を象徴する場となるだろう。

田口蒔、尾崎智子
『戦う Annabel Lee』

2009年3月7日(土)OPEN 15:30 / START 16:00
会場:CALM & PUNK GALLERY(東京・西麻布)
料金:無料

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