路上生活者の住処を建築的視点で観察、坂口恭平の実験的ワークショップ『熊本0円ハウス展』

路上生活者の家を「建築物」としての視点から調査・研究を進める建築探険家・坂口恭平の展覧会『熊本0円ハウス展』が、11月7日より熊本市現代美術館ギャラリーIIIにて開催されている。

熊本市出身の建築探険家・坂口恭平は、隅田川のブルーシートハウスに住む「都市の達人」であるホームレスに密着し、その驚くべき0円生活の実態を写真や小説、ドローイング、模型などで表現する活動をしている。同展は、熊本で集めた0円の材料を用いて、美術館内に「0円ハウス」を1週間で建設するという実験的なワークショップもかねている。

ナイロビやトロントなど世界を舞台にしたフィールドワークから得た、都市の幸と人間の知恵の豊かさ。それらが、坂口恭平の中で結晶化されたとき、その小さな空間は、最も新しく、最も懐かしい私たちの「家」となるだろう。

『坂口恭平 熊本0円ハウス展』

2009年11月7日(土)~12月13日(日)
会場:熊本市現代美術館ギャラリーIII
料金:無料

(画像:坂口恭平≪坂口自邸≫ 2009年)

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