国内のみならず、アメリカ、スイス、フランス、韓国、タイなど作品を発表し、注目を集める映像作家・泉太郎の個展『こねる』が、11月27日まで神奈川県民ホールギャラリーで開催されている。
泉は、ドローイングや自分の体、日用品など身近な素材を使用し、自ら課した限られた条件・テーマ・規則の中で撮影した映像を数多く制作しているアーティストだ。近年は、ビル・ヴィオラ、ブルース・ナウマンなど20世紀の映像作家の巨匠たちと並び、『ヨコハマ国際映像祭』などへの出品も果たしている。
同展は、これまでの泉のキャリアにおいて最大規模の個展となる。5室1300?という広大な空間を有する神奈川県民ホールギャラリーを舞台に映像インスタレーションを展開。映像ならではの空間芸術を体感する絶好の機会となるだろう。
さらに、会期中は演劇カンパニー「快快」によるパフォーマンスや、一柳慧、山下洋輔、有馬純寿による特別セッションも行われる。イベントによってはチケットが必要なので、詳しくは同展のオフィシャルサイトをチェックしてほしい。
『泉太郎 こねる』
2010年11月2日（火）～11月27日（土）
会場：神奈川県 神奈川県民ホールギャラリー
時間：10:00～18:00（入場は閉場の30分前まで）
料金：一般700円 学生・65歳以上500円 高校生以下無料
関連イベント
『アーティスト・トーク』
2010年11月6日（土）、11月14日（日）、11月23日（火・祝）
時間：各日とも14:00～
『学芸員によるギャラリートーク』
2010年11月7日（日）、11月13日（土）、11月21日（日）
時間：各日とも14:00～
『快快パフォーマンス』
2010年11月20日（土）
時間：13:00～13:20 / 15:00～15:20
料金：無料（要入場券 / 申込不要）
泉太郎×アート・コンプレックス2010
『一柳慧×山下洋輔×有馬純寿 スーパーセッション』
2010年11月24日（水）、25日（木）
時間：各日とも20:00開演
美術：泉太郎
出演：
一柳慧（pf）
山下洋輔（pf）
有馬純寿（electronics)
予定プログラム：
ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」「プレリュード」ほか
料金：一般4,000円 学生（24歳以下）3,000円（共に1ドリンク付き）
（画像：《くじらのはらわた袋に隠れろ、ネズミ》アサヒアートスクエア展示風景 2010年）
