戦場の恐怖と緊迫感をリアルかつ大胆に描いた衝撃作『ジョニー・マッド・ドッグ』

2008年のカンヌ国際映画祭でHOPE賞を受賞し、日本公開が待たれていた話題作『ジョニー・マッド・ドッグ』が、4月17日より全国公開される。

相次ぐ内戦で混乱するアフリカで反政府軍を名乗る少年兵のコマンド部隊。暴虐の限りを尽くすその部隊のリーダーはたった15歳の少年・ジョニーだった。彼は荒くれ者たちを率いながら、有り余るエネルギーを戦闘で暴発させていた。遊び場と化す戦場で、残酷な殺戮を繰り返しながら、隊長命令を遂行していく。

原作は、アフリカ出身のベストセラー作家エマニュエル・ドンガラの同名小説。フランスの新鋭ジャン=ステファーヌ・ソヴェールが務めた。彼は単身リベリアに乗り込み、キャストに選ばれた少年兵たちと1年間共に生活し、内戦が終わったばかりの地でロケを敢行するなど、限りなくリアリティにこだわった。単なるフィクションの域を超えたリアル・ヴァイオレンス映画として再び衝撃を与えてくれるだろう。

アフリカが抱える歴史上のダークサイドを映し出し、鬼気迫る緊迫感と圧倒的なリアリティをもたらしたのは、500~600人の中からオーディションにて選出された15人の元少年兵たち。実体験に基づいた彼らの凶暴性と炸裂するパワーが、観る者に戦場の恐怖と混乱をダイレクトに突きつける。

『ジョニー・マッド・ドッグ』

2010年4月17日(土)より、シアターN渋谷ほか全国ロードショー

監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
製作:マチュー・カソヴィッツ
原作:エマニュエル・ドンガラ『JOHNNY MAD DOG』
キャスト:
クリストファー・ミニー
デージ・ヴィクトリア・ヴァンディ
提供・配給:インターフィルム
宣伝・配給協力:エスパース・サロウ

(画像:©2008 - MNP ENTREPRISE - EXPLICIT FILMS)

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