写真家と科学者が提示する写真の可能性を、サウンド空間と体感

写真家の新津保建秀と複雑系科学研究者の池上高志による写真展『Rugged TimeScape』が、馬喰町のフォイル・ギャラリーで4月3日まで開催されている。

新津保は、映像とフィールドレコーディングによる映像作品の制作を経て、写真家としての活動を開始。近年は写真以外にも音楽家、プログラマー、建築家として複数のプロジェクトを手掛けている。池上は、アートとサイエンスの領域を繋ぐ活動を精力的に行っており、これまでに発表した様々なインスタレーションは国内外で高く評価されている。

同展では、新津保が撮影した光、煙、雲、森などのさまざまな流体運動の画像データと、池上が組んだ高度なプログラムの相互作用によって生み出されたテクスチャーで、新たな風景写真の可能性を提示する。

なお、会場がこれらのイメージ群に加え、音楽家の渋谷慶一郎と、渋谷が主宰する「ATAK」でも活動するサウンドアーティストevalaが制作した、実際展示に使われる全ての画像データをプログラム変換し、自律生成され続けるサウンドインスタレーションで構成されている点も見どころだ。

また、同展にあわせた小冊子『Rugged TimeScape』も販売。こちらは1000部限定となっている。

新津保建秀+池上高志
『Rugged TimeScape』

2010年3月12日(金)~4月3日(土)
会場:フォイル・ギャラリー(東京・馬喰町)
時間:12:00~19:00
休廊日:日曜・祝日

(画像:新津保建秀 + 池上高志 / Rugged Timescape / 2010 / デジタルデータ, プログラム / サイズ可変)

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