奈良の大仏こと東大寺・盧舎那仏をバーチャルリアリティー映像で360度から楽しむ

奈良の大仏で知られる東大寺・盧舎那仏に関わる東大寺の寺宝を中心に、天平文化の精華を紹介する光明皇后1250年御遠忌記念特別展『東大寺大仏―天平の至宝―』が、10月8日から東京国立博物館・平成館で開催される。

聖武天皇と光明皇后が、夭逝した皇子の菩提を弔うため造営した山房にはじまり、やがて聖武天皇の発願により盧舎那仏が造立され、国家的な仏教信仰の中心となった東大寺。後世の兵火により2度罹災しますが、そのたびに高僧らが復興と再建に取り組み、創建時の天平文化を代表する至宝が伝わっている。

同展では大仏造立に関わる作品を通して天平文化の精華を紹介。仏殿前の高さ4.5メートルを超える国宝・八角燈籠が寺外で初公開となるほか、古代の誕生仏では日本最大として知られる国宝・誕生釈迦仏立像や、大仏開眼供養会などに使用された重要文化財・伎楽面など、天平の宝物が一堂に展示される。また鎌倉時代、江戸時代に大仏を再興した、重源上人、公慶上人の肖像彫刻の傑作などを通じて、今日まで伝えられる東大寺の歴史を紹介する。

さらに、バーチャルリアリティー映像で平安時代末期に焼失した創建時の大仏殿を再現し、盧舎那仏の背面を含め、360度ぐるりと大仏を見ることができる。

光明皇后1250年御遠忌記念
特別展『東大寺大仏 ―天平の至宝―』

2010年10月8日(金)~12月12日(日)
会場:東京国立博物館 平成館
時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日※10月11日(月・祝)、11月8日(月)、11月15日(月)は開館、10月12日(火)は休館
料金:一般1500円 大学生1200円 高校生900円

(画像上:国宝・誕生釈迦仏立像及び灌仏盤 奈良時代〔8世紀〕 東大寺蔵 写真提供:奈良国立博物館、画像中:国宝・八角燈籠 奈良時代〔8世紀〕 東大寺蔵、画像下:国宝・八角燈籠火袋羽目板 バッ子(ばっし)をかなでる音声菩薩(部分) 奈良時代〔8世紀〕 東大寺蔵 写真提供:奈良国立博物館)

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