B.D.の名匠メビウスのSF長編『エデナの世界』邦訳が刊行、浦沢と夏目房之介対談も

ベルギーやフランスで発展した漫画「バンド・デシネ(B.D.)」の代表作家メビウスによるSF長編作品『エデナの世界』の日本語完訳版が、9月24日に刊行される。

1938年フランス生まれのメビウスは、宮崎駿、大友克洋、荒木飛呂彦、松本大洋といった日本の漫画家や作家に多大な影響を与えたバンド・デシネの作家。映画『エイリアン』『ブレードランナー』『フィフス・エレメント』などの作品にも美術デザイナーとして関わっていることでも知られている。

『エデナの世界』は、1983年に描かれた長編SFファンタジー漫画。主人公のステルとアタンのコンビが、宇宙船でたどり着いたエデンの園のような緑豊かな惑星で離ればなれになってしまい、見知らぬ星で互いを探し合うというあらすじとなっている。

同作について、浦沢直樹は「メビウスの描線はいつも、『さあペンを持ってもっと描けよ』と、 私を駆り立てる」とコメント。また、永井豪は「イマジネーション溢れるメビウスの夢世界が堪能出来る傑作長編!!」とのコメントを寄せている。

なお、同書には浦沢直樹と夏目房之介による特別対談『永遠に新しいメビウス』が収録。また、日本語訳は2010年に刊行されたメビウスの『アンカル』も手掛けた原正人が担当している。

『エデナの世界』

2011年9月24日刊行
著者:メビウス
日本語訳:原正人
価格:5,040円(税込)
発行:TOブックス

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