C・マークレーが海外コミックのオノマトペを大胆コラージュ、20メートル大作も展示

クリスチャン・マークレーの新作個展『Christian Marclay: Scrolls』が、東京・銀座のギャラリー小柳で12月22日まで開催されている。

マークレーは、ボストンとニューヨークの美術大学に在学中の1979年から、ターンテーブルを楽器として用いたパフォーマンスを開始。その後、即興演奏のパイオニアとして現代アート界に影響を与えてきた。なお、現在開催中の『ヨコハマトリエンナーレ2011』では、本年度の『ベニス・ビエンナーレ』で金獅子賞を受賞した映像作品『The Clock』が上映されている。

同展では、翻訳後に輸出された日本の漫画のオノマトペを絶妙にコラージュし、マークレー自身が世界中から集めた布地を繋ぎあわせれ構成した大判の掛け軸を展示。中でも、曲線を描きながら延々と続いていくようにオノマトペをコラージュした全長20メートルにも及ぶ作品『Manga Scroll』は、同展のハイライトを飾る大作となっている。

なお、展示作品の全図版を収録した展覧会カタログ『Christian Marclay: Scrolls』を会期中に発行予定だ。

『Christian Marclay: Scrolls』

2011年10月25日(火)~12月22日(木)
会場:東京都 銀座 ギャラリー小柳
時間:12:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日

(画像上:新作の制作風景 2011年、画像中:Christian Marclay Splat!! 2011 32.7 x 20 cm、画像下:Christian Marclay Manga Scroll 2010 40 x 2000cm、全画像:© Christian Marclay / Courtesy of Gallery Koyanagi Image courtesy of Graphicstudio/USF, Tampa, Florida, USA Photo by Will Lytch)

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