白人女性と黒人メイドたちの友情から生まれた街の変革、ベストセラー小説が映画化

キャスリン・ストケットのベストセラー小説『ザ・ヘルプ』を原作にした映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』が、3月31日から東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。

原作の『ザ・ヘルプ』は、ニューヨークタイムズ紙の書籍ランキングに103週連続でランクインを遂げるなど絶大な支持を集めている作品。日本国内では2月17日に集英社から上下巻の文庫で刊行される予定だ。

物語の舞台は1960年代のアメリカ南部。黒人メイドの存在が当たり前の上流階級に生まれ育った作家志望のスキーターは、大学生活から地元に戻ると共に、白人社会でメイドたちが置かれた境遇に違和感を覚えるようになる。

そんな中、白人家庭に黒人専用トイレの設置を義務付けようと活動する友人の家で働いていた黒人メイドが、トイレを使用したために解雇されたことをきっかけ解雇されてしまう。スキーターは身近なメイドたちに自分たちが置かれる立場についてインタビューをしようと試みるが、彼女たちにとって真実を語ることは南部という地域社会で生きる場所を失うことを意味していた。

監督は、俳優としても活躍し、同作では脚本・製作総指揮も自ら担当したというテイト・テイラー。また、『第84回アカデミー賞』の作品賞にもノミネートされており、同賞の行方も気になるところだ。

『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』

2012年3月31日(土)からTOHOシネマズシャンテほか全国公開
監督・脚本:テイト・テイラー
原作:キャスリン・ストケット『ヘルプ 心がつなぐストーリー』
音楽:トーマス・ニューマン
出演:
エマ・ストーン
ヴィオラ・デイヴィス
ブライス・ダラス・ハワード
オクタヴィア・スペンサー
ジェシカ・チャステイン
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

(画像:©2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.)

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