時の「ずらし」で捉えた東京の不思議な日常、山口晃展『望郷―TOKIORE(I)MIX』

時間が幾重にも重なった不思議な姿で東京の街並みを捉えた『「望郷―TOKIORE(I)MIX」山口晃展』が、2月11日から東京・銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで開催される。

東京・広尾で生まれた山口晃は、日本美術史と大和絵への深い造詣と精緻な技術をもとに、日常と空想を独自の感性でユーモラスに混ぜ合わせた作品を制作。近年は美術展のみならず、書籍や新聞挿絵、パブリックアートなどでも活躍の幅を広げている現代美術作家だ。

同展は、東京をモチーフにした新作を中心に構成。室町時代から江戸時代の「洛中洛外図」に触発された俯瞰図をはじめ、電柱をモチーフにしたシリーズ作品やノスタルジックな仕掛け小屋など、デフォルメされた時間軸の「ずらし」の中で東京の日常を捉えた作品を展示する。


『「望郷―TOKIORE(I)MIX」山口晃展』

2012年2月11日(土・祝)~5月13日(日)
会場:東京都 銀座 メゾンエルメス8階フォーラム
時間:月~土曜11:00~20:00(最終入場19:30)、日曜11:00~19:00(最終入場18:30)
休館日:会期中無休
料金:無料

(画像上から:TOKIO RE(I)MIX / 2011 / 紙に鉛筆、水彩 / 33.3cm×24.2cm ©YAMAGUCHI Akira / Courtesy Mizuma Art Gallery、成田国際空港第1 ターミナル南ウィング4 階 壁画の為の原画より「成田国際空港 飛行機百珍圖」/ 2005 / 紙にペン、水彩 / 撮影:宮島径 ©YAMAGUCHI Akira / Courtesy Mizuma Art Gallery、ラグランジュポイント / 2006 / 鉛筆、墨、紙、ベニヤ / 約500×500×250cm / 撮影:木奥恵三 ©YAMAGUCHI Akira / Courtesy Mizuma Art Gallery、絵馬圖 / 2001 / シナベニヤに油彩、ニス / 182.5×183 cm / 撮影:澤柳英行 ©YAMAGUCHI Akira / Courtesy Mizuma Art Gallery)

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