岩井俊二の10年ぶり長編小説は放射能汚染で精子危機に陥った世界、記念トークも開催

岩井俊二の約10年ぶりとなる書き下ろし長編小説『番犬は庭を守る』が、1月27日に刊行される。

『番犬は庭を守る』は、10数年前に映画の企画として構想が明らかにされ、今回の小説版で初めて作品として発表されるもの。物語の舞台は、放射能に汚染され、精子の減少と劣悪化が深刻な問題になっている世界。主人公・ウマソーは、第2次性徴期を迎えても生殖器が大きくならずセックスができない、「小便小僧」と呼ばれる子供たちの1人。警備会社に就職したウマソーは、市長の娘に恋をした罰として廃炉になった原発を警備する任務につくことになるが、徐々に性器が失われていってしまう。

なお、同作の出版を記念したトークイベントが、1月24日に東京・渋谷のユーロスペースで開催。同イベントでは岩井本人が執筆秘話を明かすほか、来場者はサイン入りの『番犬は庭を守る』を発売日に先駆けて入手できる。チケットは『岩井俊二映画祭』のオフィシャルショップ「円都市場」で発売中。

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『番犬は庭を守る』

2012年1月27日発売
著者:岩井俊二
価格:1,470円(税込)
発行:幻冬舎

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『「番犬は庭を守る」前夜祭 出版記念トークライブ』

2012年1月24日(火)21:20~(開場21:10)
会場:東京都 渋谷 ユーロスペース
出演:岩井俊二
料金:3,000円(岩井俊二サイン入り『番犬は庭を守る』1冊の代金含む)

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