映画監督の若松孝二が交通事故で逝去、享年76歳

映画監督の若松孝二が、10月17日に交通事故によって死去した。享年76歳。

若松監督は10月12日に交通事故に遭い、意識不明の重傷で都内の病院に搬送されていた。今後の詳細は若松監督のオフィシャルサイトおよびオフィシャルブログを通じて告知される。

1936年に宮城県で生まれた若松監督は、高校中退後に家出をして上京。様々な職業を転々としたのち、テレビ映画の助監督を経て1963年にピンク映画『甘い罠』で映画監督としてデビューを果たした。1965年に映画製作の独立プロダクション「若松プロダクション」を設立し、低予算ながら芸術性の高い作品や政治をテーマに据えた作品の数々を発表。学生運動に参加する学生たちを中心に支持を得た。2008年公開の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』で『第58回ベルリン国際映画祭』の最優秀アジア映画賞と国際芸術映画評論連盟賞、2010年公開の『キャタピラー』で主演の寺島しのぶが『第60回ベルリン国際映画祭』の銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞するなど、国際的な評価を確立していた。遺作は2013年公開予定の『千年の愉楽』。

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