香港ノワールの旗手ジョニー・トーに迫る記録映画、名シーン裏側や新作メイキングも

香港ノワール作品などで知られるジョニー・トー監督を、フランス人映像作家イブ・モンマユーが追ったドキュメンタリー映画『映画監督 ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』が、2月16日から東京・新宿K's cinema、大阪・シネマート心斎橋で公開される。

世界的に高い評価を受けながら、徹底して香港での映画製作にこだわる映画監督ジョニー・トー。『過ぎゆく時の中で』『ザ・ミッション 非情の掟』などの代表作で「香港ノワールの旗手」と称されており、黒社会の権力抗争を描いた『エレクション』は『カンヌ国際映画祭』のパルムドール候補にもあがった。

『映画監督 ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』は、フレンチフィルムノワール文化の中で育ったイブ・モンマユーが、2003年から8年にわたってジョニー・トーに取材を敢行した中で作られた作品。ジョニー・トー自身をはじめ、彼の映画には欠かせない存在であるリッチー・レン、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、レオン・カーフェイ、ルイス・クーといった俳優陣、スタッフ陣らへのインタビューと共に、代表作の名シーンの裏側、2月9日から国内で公開される最新作『奪命金』を含むメイキング映像が収められている。

なお、一部の劇場ではジョニー・トーとツイ・ハーク、リンゴ・ラムによる香港映画界の巨匠による鼎談映像も同時上映される。

（画像：『映画監督 ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』 ©crescendo films 2010）

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• 映画「映画監督 ジョニー・トー 香港ノワールに生きて」公式サイト