「みる」ことの原点を追求、高谷史郎の作品群を紹介する『高谷史郎 明るい部屋』展

高谷史郎の活動を紹介する個展『高谷史郎 明るい部屋』が、12月10日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。

国際的な芸術家集団ダムタイプの芸術監督として、パフォーマンスやインスタレーションの制作に携わり、映像、照明、グラフィックや舞台装置デザインなどを手掛けている高谷。個人名義では映像作家として自然環境や物理現象への洞察に基づく作品や、音楽家など様々なジャンルのアーティストとの協働作品を制作しており、近年は光学的な関心から写真シリーズも発表している。

光学装置「カメラ・ルシダ」を意味すると共に、哲学者のロラン・バルトによる写真論『明るい部屋』から名前を取った同展では、カメラの原点となる仕組みをシンプルな手法で構成したインスタレーション『Camera Lucida』や、初公開の新作『Toposcan』などを紹介。また、高谷にとって活動の原点であるという写真映像の歴史を、東京都写真美術館のコレクション作品を用いて検証する。

会期中には坂本龍一と批評家の浅田彰、高谷によるアーティストトークも行われる。観覧には当日に配布される整理券が必要になるので、詳細はオフィシャルサイトから確認して欲しい。

イベント情報

『高谷史郎 明るい部屋』

2013年12月10日(火)~2014年1月26日(日)
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館 B1F展示室
時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)、2014年1月2日と3日は11:00~18:00)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)、12月29日~2014年1月1日
料金:一般500円 学生400円 中高生・65歳以上250円

アーティストトーク
2014年1月3日(金)16:00~17:30(開場は15:30予定)
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館 1階ホール
出演:
坂本龍一
浅田彰
高谷史郎
定員:190名
料金:無料(『高谷史郎 明るい部屋』のチケットが必要)
※当日10:00より1階受付で整理券を配布

(画像上:高谷史郎『Camera Lucida』2004年、画像中:『Camera Lucida』2004年、画像下:パフォーマンス『明るい部屋』2012年 撮影:福永一夫)

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