父の魂が宿った大木が導く喪失と再生の物語『パパの木』、母親役にC・ゲンズブール

突然父親を失った家族が1本の木を通して悲しみを乗り越えていく姿を描いた映画『パパの木』が、6月上旬から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で公開される。

昨年の『カンヌ国際映画祭』でクロージング作品として上映された同作は、『やさしい嘘』で2003年の『カンヌの批評家週間賞』を受賞したジュリー・ベルトゥチェリ監督の最新作。亡き父親の魂が庭に根を張ったイチジクの大木に宿っていると信じる8歳の娘と、喪失感から人生を見失う母親との関係を軸に、大切な人を失った遺族たちの人生を優しさとユーモアで包みながら描き出した作品だ。

母親役には、実生活でも3人の子供をもつシャルロット・ゲンズブール。娘役には同作がデビュー作となる弱冠7歳のモルダナ・デイヴィスが抜擢されており、瑞々しくも時に大人のような表情を見せている。

作品情報

『パパの木』

2013年6月上旬よりシネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
監督:ジュリー・ベルトゥチェリ
原作:ジュディ・パスコー『パパの木』(アーティストハウスパブリッシャーズ)
出演:
シャルロット・ゲンズブール
マートン・ソーカス
モルガナ・デイヴィス
エイデン・ヤング
ほか
配給:エスパース・サロウ

(画像:©photo : Baruch Rafic – Les Films du Poisson/Taylor Media – tous droits réservés – 2010)

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