東京都現代美術館で『驚くべきリアル』展、スペインや中南米の「リアル」に迫る

スペインとラテンアメリカの現代アートを紹介する『驚くべきリアル』展が、2月15日から東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される。

「日本スペイン交流400周年事業」の一環となる同展は、スペインの1990年代以降の作品を所蔵するカスティーリャ・イ・レオン現代美術館(MUSAC)のコレクションから、ラテンアメリカを含むスペイン語圏の27作家による作品を紹介する。

同展では、対象を緻密に再現する描画上の特質とは異なり、日常的な光景や事物の誇張として表れるスペイン現代アートの「リアル」を、ビデオやインスタレーション、絵画、彫刻といった多様なメディアで堪能することができる。また、ラテンアメリカの作家の作品もあわせて紹介することで、中南米のトロピカルな風土の中でスペイン的な「リアル」の感覚がいかに変容したかを知る機会にもなっている。

関連イベントとして、トークイベント『スペインアートの現在(いま)』が、2月15日に開催される。同イベントにはMUSAC館長マヌエル・オルベイラや同展キュレーターの長谷川祐子、クリスティン・グスマン、参加作家からエンリケ・マルティ、カルロス・ガライコアら4人が登壇する。


イベント情報

『驚くべきリアル』展
スペイン、ラテンアメリカの現代アート - MUSAC コレクション -

2014年2月15日(土)~5月11日(日)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 企画展示室1F、ホワイエ
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
出展作家:
ピラール・アルバラシン
ララ・アルマルセーギ
セルヒオ・ベリンチョン
ビセンテ・ブランコ
ライモン・チャべス
エレナ・フェルナンデス・プラダ
ジョアン・フォンクベルタ
サンドラ・ガマーラ
カルロス・ガライコア
カルメラ・ガルシア
アンソニー・ゴイコレア
ディアンゴ・エルナンデス
片山薫
レオニルソン
クリスティーナ・ルカス
ホルヘ・マキ
ヒルダ・マンティージャ
エンリケ・マルティ
フリア・モンティージャ&フアンデ・ハリージョ
MP&MP ロサード
マリナ・ヌニェス
タティアナ・パルセロ
ホルヘ・ピネダ
ミゲル・アンヘル・ロハス
フェルナンド・サンチェス・カスティーリョ
マルティン・サストレ
ハビエル・テジェス
休館日:月曜日(5月5日は開館)、5月7日(水)
料金:一般1,100円 大学生・65歳以上800円 中高生600円
※小学生以下無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添者(2名まで)は無料

『スペインアートの現在(いま)』トークイベント
2014年2月15日(土)14:00~
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館 B2F講堂
出演:
マヌエル・オルベイラ(MUSAC館長)
長谷川祐子(本展キュレーター)
クリスティン・グスマン(本展キュレーター)
エンリケ・マルティ
カルロス・ガライコア
カルメラ・ガルシア
片山薫

(画像上から:フェルナンド・サンチェス・カスティーリョ『馬に捧げる建築』2002年 MUSAC蔵 ©Fernando Sánchez Castillo, Courtesy: MUSAC、ピラール・アルバラシン『ミュージカル・ダンシング・スパニッシュ・ドール』2001年 MUSAC蔵 ©Pilar Albarracín, Courtesy: MUSAC、ビセンテ・ブランコ『無題(雪景色シリーズ)』2002年 MUSAC蔵 ©Vicente Blanco, Courtesy: MUSAC、ディアンゴ・エルナンデス『分断されたリヴィングルーム』 2006年 MUSAC蔵 ©Diango Hernández, Courtesy: MUSAC、エンリケ・マルティ『家族』1999年 MUSAC蔵 ©Enrique Marty, Courtesy: MUSAC)

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