ブライアン・イーノとカール・ハイドのコラボアルバム『Someday World』4月発売

ブライアン・イーノとカール・ハイド(Underworld)のアルバム『Someday World』の国内盤が、4月28日にリリースされる。

これまで継続してコラボレーションを行ってきた両者だが、2人で制作したアルバムとしては初のリリースとなる同作。イーノとハイドが作曲および歌唱を手掛けた全9曲が収録されている。また、サポートミュージシャンとして、Roxy Music時代からのイーノの盟友であるアンディ・マッケイや、イーノと共にシェウン・クティ作品をプロデュースしたジョン・レイノルズらが参加しているほか、22歳のフレッド・ギブソンが共同プロデュースを手掛けている。アートワークはイーノが担当し、ハイドが撮影した写真を使用している。

なお、5月3日には特装パッケージと特典ディスク付きのデラックス盤も発売。さらにアナログ盤のリリースが予定されているほか、iTunes Storeでも配信リリースされる。

ブライアン・イーノのコメント

私の知る素晴らしい街の多くは丘の上に築かれており、それらの街は美しい。なぜなら、そこに築かれる建造物には適応という“制約”が課せられるからだ。それらは、基盤となる地質学的条件に沿って造形されなければならない。そして、それにより常に極めて興味深い建造物が生まれることとなる。というのも、それらは整然とした区画にはなり得ず、環境に応じて何らかの変形を強いられるからだ。このアルバムで築き上げた“建造物”は、意図的に不規則で不均整なものに造られている。私は、膨大な数の“原案”を放置したままにしており、何かがそれらに命を吹き込んでくれるのを待っていた。それらを単なる“実験”以上のものにしてくれる何かをね。その“何か”こそ、カール・ハイドだったんだ。 

カール・ハイドのコメント

まるで9歳児に戻ったかのような気分さ。自分に与えられた状況を理解する間もなく、録音ボタンが押されていて、そこに自分が吹き込まれていくんだ。やがて、想像を超えるパターンが出来上がっていく。一番の驚きは、二人とも生演奏を基調にした反復音楽、つまりアフロビートが大好きだったということだ。ブライアンが初期のトラックを聴かせてくれた時には、思わず言ってしまったよ。『ああっ、まさにこれは僕の原点だ! ちょっとギターを借りてもいい?』と。

リリース情報

ENO・HYDE 『Someday World』国内盤(CD)

2014年4月28日(月)発売
価格:2,160円(税込)
WARP RECORDS / BEAT RECORDS / BRC-414

1. The Satellites
2. Daddy's Car
3. A Man Wakes Up
4. Witness
5. Strip It Down
6. Mother Of A Dog
7. Who Rings The Bell
8. When I Built This World
9. To Us All
10. Titian Bekh(Bonus Track for Japan)

リリース情報

ENO・HYDE 『Someday World』デラックス盤(2CD)

2014年5月3日(土・祝)発売
価格:3,240円(税込)
WARP RECORDS / BEAT RECORDS / BRWPCD-249

[DISC1]
1. The Satellites
2. Daddy's Car
3. A Man Wakes Up
4. Witness
5. Strip It Down
6. Mother Of A Dog
7. Who Rings The Bell
8. When I Built This World
9. To Us All
10. Titian Bekh(Bonus Track for Japan)
[DISC2]
1. Big Band Song
2. Brazil 3
3. Celebration
4. Titian Bekh

(画像上:ENO・HYDE、画像下:ENO・HYDE『Someday World』ジャケット)

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