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『あしたのジョー、の時代 展』に原画100点超、寺山修司執筆の力石徹への弔辞も再演

『あしたのジョー、の時代 展』が、7月20日から東京・中村橋の練馬区立美術館で開催される。

『あしたのジョー』は、梶原一騎の別名義である高森朝雄が原作、ちばてつやが作画を手掛け、1967年から1973年まで『週刊少年マガジン』に連載されたボクシング漫画。決して相手に屈せず、強敵に立ち向かう主人公の「ジョー」こと矢吹丈の姿は、社会体制の矛盾に疑問を感じていた同時代の若者の共感を呼び、1970年の赤軍派による「よど号ハイジャック事件」発生時に「我々は明日のジョーである」という声明が発表されるなど、社会現象を呼び起こした。

同展では、ちばてつやによる原画を100点以上展示。さらに、アニメやレコードなど同時代の関連資料や同時代の芸術家たちの活動を通して、『あしたのジョー』連載時の時代の空気を振り返る。出展作家は、ジョーのライバル・力石徹が劇中で命を落とした際に告別式を行った寺山修司をはじめ、「暗黒舞踏」を確立した土方巽、自身の肉体を用いて既成の芸術に反するパフォーマンスを行った秋山祐徳太子ら。

会期中は、ちばてつやが『あしたのジョー』について語るトークショーや、寺山修司が主宰した劇団「天井桟敷」の元団員・昭和精吾が、1970年に行われた力石徹の告別式での弔辞朗読を再演する『力石徹への弔辞』などの関連イベントが開催される。

イベント情報

『あしたのジョー、の時代 展』

2014年7月20日(日)~9月21日(日)
会場:東京都 中村橋 練馬区立美術館
時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜(ただし7月21日、9月15日は開館、翌日休館)
料金:一般500円 高大学生・65歳~74歳300円
※中学生以下および75歳以上無料

『ちばてつや、あしたのジョーを語る』
2014年8月9日(土)15:00~
会場:東京都 中村橋 サンライフ練馬3階 研修室
出演:ちばてつや
聞き手:高取英氏(劇作家)
対象:中学生以上
定員:70名
料金:無料(要展覧会チケット、半券可)
※要事前申込、応募抽選制

パフォーマンス
『力石徹への弔辞(1970年3月力石徹告別式での弔辞朗読再演)』

2014年8月3日(日)15:00~
会場:東京都 中村橋 練馬区立美術館 展示室
出演:昭和精吾(元・劇団「天井桟敷」団員)
料金:無料(要当日の展覧会チケット)
※申込不要

読み語り
2014年8月30日(土)15:00~
会場:東京都 中村橋 練馬区立美術館 1階 視聴覚室
出演:銀河万丈(声優)
演題:
笹沢左保『木枯し紋次郎』から『土煙に絵馬が舞う』
ほか
対象:中学生以上
定員:70名
料金:無料(要展覧会チケット、半券可)
※要事前申込、応募抽選制

『あしたのジョー、の時代 展』ポスターイメージ ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『あしたのジョー、の時代 展』ポスターイメージ ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『あしたのジョー』扉絵原画(『週刊少年マガジン』1972年4月9日号)ちばてつやプロダクション蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『あしたのジョー』扉絵原画(『週刊少年マガジン』1972年4月9日号)ちばてつやプロダクション蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『週刊少年マガジン』(1971年4月18日号)表紙絵原画 ちばてつやプロダクション蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『週刊少年マガジン』(1971年4月18日号)表紙絵原画 ちばてつやプロダクション蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『あしたのジョー』扉絵原画(『週刊少年マガジン』1970年2月8日号)ちばてつやプロダクション蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『あしたのジョー』扉絵原画(『週刊少年マガジン』1970年2月8日号)ちばてつやプロダクション蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『力石徹告別式』チラシ 1970年 テラヤマ・ワールド蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
『力石徹告別式』チラシ 1970年 テラヤマ・ワールド蔵 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社
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