2つの家庭を持つ男描くミステリー、ロウ・イエ監督『二重生活』初日決定＆予告編公開

ロウ・イエ監督の映画『二重生活』の公開日が1月24日に決定。あわせて予告編が公開された。

2006年に中国ではタブーである天安門事件を描いた映画『天安門、恋人たち』を発表し、中国で5年間の映画製作禁止令を受けたロウ・イエ監督。『二重生活』は禁止令が解けた2011年に中国へ戻って撮影され、2012年に『第65回カンヌ国際映画祭』「ある視点」部門のオープニング作品として上映された。

同作は、妻と愛人それぞれの間に子を設け、2つの家庭で生活する男ヨンチャオ、娘と夫と共に不自由ない生活を送るヨンチャオの妻・ルージエ、息子と慎ましく暮らしながら本妻になることを願う愛人サンチーの3人の男女を巡るミステリー作品。2つの家庭で平穏に暮らしていたヨンチャオの日常がある出来事をきっかけに崩壊し、やがて事件に発展していく様を描く。

予告編には、ルージエとサンチーが邂逅する場面や、ルージエに近づいたサンチーをヨンチャオが責め立てる姿をはじめ、3人が追い詰められていく様が映しだされている。

なお、同作に続くロウ監督の最新作『ブラインド・マッサージ』は今年の『台湾金馬奨』で作品賞を含む6部門を受賞。『二重生活』でヨンチャオ役を演じるチン・ハオもキャストに名を連ねている。

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• 映画『二重生活』公式サイト