ニュース

神木隆之介×門脇麦のSF映画『太陽』、イキウメ・前川知大の戯曲を入江悠監督が映画化

前川知大(イキウメ)の戯曲『太陽』が映画化され、2016年に公開されることがわかった。

『太陽』は、2011年に上演された劇団イキウメの舞台で、『第63回読売文学賞』『第19回読売演劇大賞』を受賞した作品。昨年には蜷川幸雄による演出のもと、『太陽2068』として上演された。バイオテロで人口が激減し、若く健康な肉体と高い知能を持つ一方で、太陽光に弱く夜に活動する新人類「ノクス」と、ノクスによる経済封鎖を受けながら貧しく生きる旧人類の「キュリオ」が分かれて暮らす21世紀初頭の世界を舞台に、10年ぶりにキュリオの村への経済封鎖が解かれたことから巻き起こる事件や、キュリオの若者・奥寺鉄彦と、ノクスを憎む鉄彦の幼馴染・生田結の関係性を描く。映画版の監督・脚本を手掛けるのは、『SR サイタマノラッパー』シリーズ、『ジョーカーゲーム』などの作品で知られる入江悠。

経済封鎖が解かれたことをきっかけに再開されたノクスへの転換手術の抽選に応募し、豊かな暮らしを夢見る鉄彦を演じるのは神木隆之介。自分を捨ててノクスに転換した母とノクスへの反感を糧に、村の復興を手助けしようと前向きに暮らす結を門脇麦が演じる。

神木は自身の役どころについて「鉄彦の周りの環境は恵まれていなかったり、彼自身心の中での葛藤があったと思います。ただ、今いる環境からいかに、自分で一歩を踏み出し、未来を創っていくか。という、希望感というのを消さずに演じました」とコメント。独特なメイクや衣装を身につけての撮影については「近未来という設定だったので、最初は動揺しましたが、想像よりも特殊な環境ではなかった為、安心して芝居をする事が出来ました」と語っている。

イキウメの公演を以前に鑑賞していたという門脇は、「あの作品を入江さんが映像化するのか!観てみたい!と非常にワクワクしました」と出演オファーを受けた感想を明かしている。自身の役どころについては「彼女の気持ちが揺れ動くことで物語も進んで行くのですが、その揺れ動く気持ちの底の底では一体何を思ってるのかという事はいつも忘れずにいようと心がけました」とコメント。

また入江監督は、イキウメについて「日本でいま最も刺激的で面白い劇団のひとつだと思います。その思弁性、文明や社会への批評性は群を抜いているのではないでしょうか。劇作家・演出家の前川知大さんが書かれる台詞や芝居の『奇妙な柔らかさ』には圧倒的なオリジナリティを感じます。舞台で具現化されている役者の方々も心から尊敬します」と語り、映画化については「独創的で思弁的、かつ哲学的な射程を持つ映画の企画は、過去に比べて非常に少なくなっていると思います。そういう意味で、この『太陽』はあらゆる意味で『新しい挑戦』。これまでになかった映画の地平へたどり着けたら、と願っています」と意気込みを語っている。

神木隆之介のコメント

「太陽」は色々な見方が出来る作品です。観ていただいて、思う事、見方はそれぞれありますし、自由にメッセージを受け取っていただけたらなと思います。

門脇麦のコメント

ありそうでなかった新鮮な映画になっているのではないかと思います。SFのような世界ですが、描かれているのはそこに生きている人間で結局そこでしかないお話です。決して明るい話ではないですが、観て下さったそれぞれの方に何か残る作品になっていると思います。楽しみにしていてください。

入江悠監督のコメント

神木隆之介さん、門脇麦さんをはじめ、全キャスト・スタッフのまったく新しい挑戦が観られるはずです。新しい日本映画、世界に類を観ない映画の誕生を、ぜひスクリーンで目撃して頂けると幸いです。

作品情報

『太陽』

2016年に全国公開
監督・脚本:入江悠
原作:前川知大『太陽』
出演:
神木隆之介
門脇麦
配給:KADOKAWA

『太陽』 ©2015『太陽』製作委員会
『太陽』 ©2015『太陽』製作委員会
画像を拡大する(1枚)

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. cero高城晶平×折坂悠太 10年代のインディ音楽の萌芽と開花の記録 1

    cero高城晶平×折坂悠太 10年代のインディ音楽の萌芽と開花の記録

  2. 『鬼滅の刃』オリジナルアイテム第4弾 全13キャラクターのアウター&傘 2

    『鬼滅の刃』オリジナルアイテム第4弾 全13キャラクターのアウター&傘

  3. 広告に冷めた時代のアプローチ。Hondaは「フラット」を提示する 3

    広告に冷めた時代のアプローチ。Hondaは「フラット」を提示する

  4. 大滝詠一『A LONG VACATION』40周年記念盤がオリコンデイリー1位獲得 4

    大滝詠一『A LONG VACATION』40周年記念盤がオリコンデイリー1位獲得

  5. 『ノマドランド』が映すアメリカの姿。過酷な状況とノマドの精神 5

    『ノマドランド』が映すアメリカの姿。過酷な状況とノマドの精神

  6. 『森、道、市場』第1弾でアジカン、cero、折坂悠太、カネコアヤノら 6

    『森、道、市場』第1弾でアジカン、cero、折坂悠太、カネコアヤノら

  7. 中国Z世代を虜にする漢服ブーム。愛好者やデザイナーが語る 7

    中国Z世代を虜にする漢服ブーム。愛好者やデザイナーが語る

  8. 『そして、バトンは渡された』映画化 永野芽郁、田中圭、石原さとみ共演 8

    『そして、バトンは渡された』映画化 永野芽郁、田中圭、石原さとみ共演

  9. 松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人が共演 花王「アタックZERO」新CM放送 9

    松坂桃李、菅田将暉、賀来賢人が共演 花王「アタックZERO」新CM放送

  10. GU×UNDERCOVERが初コラボ キーワードは「FREEDOM/NOISE」 10

    GU×UNDERCOVERが初コラボ キーワードは「FREEDOM/NOISE」