『アルスエレクトロニカ』受賞者発表、ライゾマやサザエbotらも

オーストリアのメディアアート賞『Prix Ars Electronica 2016』の受賞者が発表された。

1987年から毎年優れたメディアアート作品を表彰している『Prix Ars Electronica』。今回は84か国から3159のエントリーがあり、「コンピューターアニメーション/映像/VFX」「インタラクティブアート+」「デジタルコミュニティ」など5部門で作品の選考が行なわれた。

「コンピューターアニメーション/映像/VFX」部門のグランプリであるゴールデン・ニカ賞に輝いたのは、『第19回文化庁メディア芸術祭』アニメーション部門の大賞にも選ばれたフランスのボリス・ラベによる『RHIZOME』。

優秀賞にはNosaj Thing“Cold Stares ft. Chance The Rapper”のPVが選出。同PVの制作にはELEVENPLAY、真鍋大度(ライゾマティクス)、MIKIKO(ELEVENPLAY)、ライゾマティクスリサーチ、TAKCOMが参加している。また優秀賞にはフランスのダヴィッド・コカールダッソーによる『Peripheria』も選出。さらに同部門には堤大介とロバート・コンドウによるアニメーション作品『Moom』が入選した。

「インタラクティブアート+」部門のグランプリは、ベルリンを拠点に活動するチェコ出身のクリストフ・ワクターとマティアス・ジャッドによるインスタレーション『Can you hear me?』。空中に触ることのできる絵を描く落合陽一のプロジェクト『Fairy Lights in Femtoseconds』も入選を果たしている。「デジタルコミュニティ」のグランプリには「P2P Foundation」が選出。さらに優秀賞に「サザエbot」と難民の人々ためのコミュニティープロジェクト「Refugee Phrasebook 」が輝いた。

受賞者や受賞作品の詳細は『Prix Ars Electronica』のオフィシャルサイトをチェックしよう。受賞作品は、9月8日からオーストリアのリンツで開催される『Ars Electronica Festival 2016』で展示される。

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