
『MOOSIC LAB 2016』コンペティション部門の受賞作品が発表された。
若手映画監督とミュージシャンのコラボレーションによって制作された映画を上映する『MOOSIC LAB』。今年のコンペティション部門には全9作品がノミネートし、本日10月20日にDOMMUNEで授賞式が配信された。
グランプリに輝いたのは北原和明監督とSACOYANのコラボレーションによって製作費25万円で作られた『マグネチック』。男性監督のグランプリ受賞は2012年の今泉力哉監督以来となる。準グランプリは、松本花奈監督とthe peggiesによる『脱脱脱脱17』が受賞。観客賞は青木克齊監督とクリトリック・リスによる『光と禿』、審査員特別賞は『光と禿』、幸洋子監督と食品まつりによる『電気100%』が獲得した。
ベストミュージシャン賞にはクリトリック・リス、ミュージシャン賞にはthe peggiesとSACOYANが選出。また最優秀女優賞および最優秀男優賞は『光と禿』の岸井ゆきのとスギム(クリトリック・リス)がそれぞれ受賞したほか、女優賞に『脱脱脱脱17』の北澤ゆうほ(the peggies)、『夜、逃げる』の菅原佳子、男優賞に『マグネチック』の大木宏祐、『脱脱脱脱17』の鈴木理学が選ばれている。スペシャル・メンションには、『愛のマーチ』の伊藤祥監督と笹口騒音オーケストラ、『夜、逃げる』の山田佳奈監督(ロ字ック)が選出。『光と禿』は最多5部門に輝いた。
なお12月18日と19日に東京・渋谷のアップリンクで『マグネチック』をはじめとする今年度の受賞作品の上映イベントが開催。そのほかの地域でも上映が予定されているので、『MOOSIC LAB』のオフィシャルサイトでチェックしよう。
※記事掲載時、一部表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。