三宅唱の新作は追走劇描く異色時代劇『密使と番人』 音楽はOMSB&Hi'Spec

三宅唱監督の映画『密使と番人』が今夏に時代劇専門チャンネル、日本映画専門チャンネルで放送。あわせて東京・渋谷のユーロスペースで特別上映される。

2012年に劇場公開第1作『Playback』を発表し、2014年にはOMSB(SIMI LAB)とBim(THE OTOGIBANASHI'S)を映したドキュメンタリー『THE COCKPIT』が公開された三宅唱監督。新作『密使と番人』は時代劇専門チャンネル、日本映画専門チャンネルとタッグを組んで制作された時代劇となる。

物語の舞台は19世紀の日本。幕府が管理する日本地図を国外に持ち出すために、開国を望む蘭学者に密使として送られた道庵と、道庵を追う番人たちの姿を描く。江戸庶民の暮らしや侍の斬り合いなどのシーンはなく、男たちの追走劇のみが描かれるという。

若い蘭学者・道庵役を演じるのは、映画監督としても活動する森岡龍。共演者には渋川清彦、石橋静河、井之脇海、足立智充、柴田貴哉、嶋田久作が名を連ねる。音楽はOMSB(SIMILAB)、Hi'Spec(SIMILAB)が担当。

なお3月31日にユーロスペースで同作の上映が実施。事前に「時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルが三宅唱とタッグを組んで制作した作品」という情報のみを明かして参加者を募集していた。当日はキャストや物語などの詳細が発表されたほか、上映後には三宅監督や森岡、OMSB、Hi'Specによるトークが行なわれた。

三宅唱監督のコメント

日々の煩わしさから遠く離れたいという一心で冬山に向かった。
自然体の映画をつくりたくて、余計なものをなるべく削ぎ落とすように撮影した。
最後に何が残るか。多くの仲間の姿から、ひとが根っこに持つ逞しさ、愛嬌、哀しさ、自由を教わった。森岡龍という人間の、美しくて純粋な芯に触れられた気がして、とても穏やかな気持ちになれた。ありがとう。
彼らの新鮮な空気が、そのまま多くの方に届くと嬉しい。

作品情報

『密使と番人』

2017年夏に時代劇専門チャンネル、日本映画専門チャンネルで放送、ユーロスペースで特別上映
監督:三宅唱 音楽:OMSB(SIMILAB)、Hi'Spec(SIMILAB) 出演: 森岡龍 渋川清彦 石橋静河 井之脇海 足立智充 柴田貴哉 嶋田久作
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