ジャコメッティの伝記映画『Final Portrait』 最後の肖像画への苦悩描く

映画『Final Portrait(原題)』が、2018年1月から東京・日比谷のTOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開される。

彫刻や絵画を多く制作したアルベルト・ジャコメッティの晩年を描く同作。1964年のフランス・パリを舞台に、肖像画のモデルを引き受けたアメリカ人の青年ジェイムズ・ロードが、制作に苦悩するジャコメッティを間近で見つめるという内容だ。

ジャコメッティ役を演じるのは、これまでに『シャイン』でピアニストのデイヴィッド・ヘルフゴット、『クイルズ』で小説家のマルキ・ド・サドを演じているジェフリー・ラッシュ。ジャコメッティのモデルを務めた経験をのちに著書『ジャコメッティの肖像』として発表するロード役をアーミー・ハマーが演じる。共演者にはクレマンス・ポエジー、トニー・シャルーブ、シルヴィー・テステューが名を連ねている。

監督は俳優として『プラダを着た悪魔』『ラブリーボーン』などに出演し、これまでに4作品で監督を務めているスタンリー・トゥッチ。ジャコメッティを題材にした映画の制作を10年以上望んでいたという。

なおジャコメッティの回顧展『国立新美術館開館10周年 ジャコメッティ展』が、6月14日から東京・六本木の国立新美術館で開催。初期から晩年に至るまでの作品約135点が紹介される。

作品情報

『Final Portrait(原題)』

2018年1月からTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
監督・脚本:スタンリー・トゥッチ 出演: ジェフリー・ラッシュ アーミー・ハマー クレマンス・ポエジー トニー・シャルーブ シルヴィー・テステュー 上映時間:90分 配給:キノフィルムズ
  • HOME
  • Movie,Drama
  • ジャコメッティの伝記映画『Final Portrait』 最後の肖像画への苦悩描く

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて