Koji Nakamuraが劇伴 京都舞台のファンタジー群像劇『アンテナ』資金募集

映画『アンテナ』の制作資金を募るクラウドファンディングプロジェクトが実施されている。

Koji Nakamuraが音楽を担当する映画『アンテナ』は、小林望監督の初長編作品。京都を舞台に、自分の殻に閉じこもっていた少年・ハルが、謎の電波を受信したことから様々な事件に巻き込まれ、やがて真実を知っていくというあらすじだ。

小林監督はKoji Nakamuraの楽曲から着想を得て、2012年の同志社大学在学中に『アンテナ』の前身作品の制作を開始。大学卒業後にAOI Pro.や東京藝術大学大学院映像研究科で映像制作を学び、現在も個人で『アンテナ』の制作に取り組んでいる。Nakamuraは小林監督について、「彼の熱意に自分も何か協力できたらいいな」と思ったという。同作は秋に完成予定だ。

クラウドファンディングで募った資金は、制作費、ポストプロダクション費、上映費に充てられる予定。リターンとして、パンフレット、本編映像ソフト、使用された小道具のプレゼントや、試写会への招待、小林監督による映像作品の制作などが用意されている。目標金額は100万円、締め切りは6月29日となる。詳細はMotionGallery上のプロジェクトページをチェックしよう。

Koji Nakamuraのコメント

小林さんに会ったのは、自分が出演していたDJイベントだったと思います。演奏後、いつものようにバーでビール等飲んでいると、「すみません」と一人の男性が声をかけてきた。それが小林さんだった。詳しい状況は忘れてしまったが、彼は「僕は映画を一人で作っている、観てもらえますか?そして映画の音をつけてもらうのは可能ですか?」と言って、iPhoneの中に入っている映画のトレイラーの一部を私にみせてくれました。一人で映画を作っていくという彼の言葉で、私はある一人の監督の事を思い出した。フェデ・アルバレスだ。
2009年彼は、製作費500ドルの自主制作ショートフィルム「Panic Attack!」をyoutubeに投稿し話題になり、その後サム・ライミの傑作ホラー「死霊のはらわた」のリメイク版の監督をし、そして2016年話題の映画「ドント・ブリーズ」を制作した人物である。個人での映画制作からスタートし、そして商業作品などに向かっていくそのスタイルは私には凄く印象的だった。
私は小林さんが作った映像をみながら、彼の熱意に自分も何か協力できたらいいなと思いました。

作品情報

『アンテナ』

監督:小林望 音楽:Koji Nakamura 出演: 吉川旺佑 松尾佑海 奥富敏晴 伊部直人 北なづ菜 小林望 和田幸大 野村明里 市岡利樹 大迫一輝 竜口昇 藤田貴史 井上優吏 川瀬芽衣 吉田獅侑 谷進一 上杉逸平 弓削島一樹
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