展覧会『江戸の女装と男装』 異性装描いた浮世絵から江戸の風俗を探る

展覧会『江戸の女装と男装』が3月2日から東京・原宿の太田記念美術館で開催される。

『古事記』に登場するヤマトタケルの女装をはじめ、古くから日本において見られる女装や男装の文化。江戸時代にも男装して出し物を演じる芸者や、男性役者が女性を演じる歌舞伎の女形といった異性装が見られたほか、歌舞伎に登場する女装の盗賊、弁天小僧など、物語の中でも異性装の登場人物が親しまれた。また浮世絵では、歴史や物語上の人物の男女を入れ替えて、当世風の人物に置き換えるやつし絵や見立て絵が多く描かれていた。

同展では、落合芳幾、歌川広重、月岡芳年、歌川国貞、東洲斎写楽、勝川春好、鈴木春信らが描いた祭礼で男装する女性たちや物語の中の男装、女装、歌舞伎の女形などの浮世絵を展示。描かれた作品を通して、男女の境界を自由に行き来する江戸時代の風俗や文化の諸相に迫る。

会期中の3月6日、15日、21日には学芸員によるスライドトークも実施。参加は無料となる。なお、3月15日より展示作品の一部が入れ替えられる。

イベント情報

『江戸の女装と男装』

2018年3月2日(金)~3月25日(日) 会場:東京都 原宿 太田記念美術館
時間:10:30~17:30(入館は17:00まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館) 料金:一般700円 大高生500円 ※中学生以下無料
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