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映像表現の次世代担う才能を発掘 『MEC Award 2018』入選作品展

展覧会『MEC Award 2018(Media Explorer Challenge Award 2018)入選作品展』が3月17日から埼玉・川口のSKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアムで開催される。

2012年からスタートした『MEC Award―Media Explorer Challenge Award―』は、映像表現の次世代を担う才能を発掘・支援することを目的に据え、日本在住で35歳以下のクリエイターを対象にした公募展。6回目を迎える今回は62点の応募作品の中から入選作品5点が選出された。審査員はゲスト審査員の菅野薫(電通CDC、Dentsu Lab Tokyo)をはじめ、塩田周三(ポリゴン・ピクチュアズ)、四方幸子、森弘治の4人が務めた。

今回の展覧会は、本年度の入選作品5点に加え、佳作13作品や過去の入選作品を上映。また、昨年の『SKIPシティ CMコミッション』で制作されたCMの完成披露と受賞者によるパフォーマンスも実施する。

なお会期初日となる3月17日は、会場審査による『MEC Award』大賞の選出と授賞式も行なわれる。詳細は会場のオフィシャルサイトで確認しよう。

菅野薫のコメント

ゲスト審査員として初参加させていただきました。普段は広告業界にいて、ビジネスや社会の課題解決に機能する表現について考えているので、MECに応募されている若くて荒削りだけど理屈を越えて感覚的に存在感を感じる映像に触れて、とても新鮮で楽しかったです。制作環境が身近になったことで、小器用な映像作品が増えていますが、シンプルで強くて大胆な挑戦をした作品を評価した審査員の勇気にも感動しました。展示が楽しみです。

塩田周三のコメント

MEC Award 2018の入選作・佳作に選ばれた方々、誠におめでとうございます。今年も多くの魅力的な作品に出会い、他の審査員の皆さんと作品の良い点・欠点、作家の皆さんが表現したかったであろう意図等を徹底的に議論致しました。そのような議論を通して作品の新たな魅力を発見することもあり、個人的に有意義な経験でした。選定にあたりアワードの大きな特徴である作品展示についても色々と想像が膨らみました。「そう来たか!」と予想を上回る素敵な驚きに恵まれることを期待しています。

四方幸子のコメント

全体的に、前年以上にレベルが高かった。作者ならではの世界を持つものが多く、映像に加えて音やパフォーマンス、空間的展開など表現も多様で、きらめく才能がいくつも見られた。映像や映像表現は、現在大きな転換点にある。技術の進化で、個人でもプロ顔負けの作品を作り世界に発信できること。スマホやSNSの浸透で、ヴァーチャルと実空間との境目がほつれ「リアリティ」が大きく変容していること。そのような中、加速化する現代社会をヴィヴィッドに反映したり、批評的に検討する作品とともに、連綿とした人の営みや記憶、歴史、「亡霊」などにじっくり対峙する作品が見られた。白熱した議論の後に選ばれた作品から、その多様性と生々しさを感じてもらえることと思う。

森弘治のコメント

今年のMECアワード応募作品は、巧みな技術と多様なメディアを扱い、より完成された作品が増えたことが印象的だった。それは、高度なデジタル技術へのアクセスが前よりも可能になったことの裏付けのように思えた。中でもショートリストの5作品は、嗅覚を刺激するような表現力を担保し、技術を駆使した完成度の高い作品が選ばれた。各作家の丁寧に描写された問題意識が、独自の世界を作り上げていると感じた。最終的に展示空間で作品がどのように変容するのかとても楽しみである。

 

 

『MEC Award 2018(Media Explorer Challenge Award 2018)入選作品展』ロゴ
『MEC Award 2018(Media Explorer Challenge Award 2018)入選作品展』ロゴ
渡辺栞『ワタヤ』
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今治建城『10424』
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CuBerry(河原雪花、小林奏子)『CuBerry』
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藤倉麻子『群生地放送図鑑』
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清水はるか『I'm Alive』
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