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ブレッソン、キャパ、荒木経惟ら95組の青年期の写真展示『原点を、永遠に。』

細江英公(日本、1933)『おとこと女 #20』1960年 ©Eikoh Hosoe
細江英公(日本、1933)『おとこと女 #20』1960年 ©Eikoh Hosoe

展覧会『清里フォトアートミュージアム収蔵作品展 原点を、永遠に。―2018―』が3月24日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。

同展では、山梨・清里フォトアートミュージアムの全収蔵作品の中から写真家が35歳までに撮影した作品409点を展示。アンセル・アダムス、荒木経惟、ロバート・キャパ、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロベール・ドアノー、ロバート・フランク、細江英公、ウィリアム・クライン、森山大道、奈良原一高、アーヴィング・ペン、篠山紀信、東松照明、植田正治といった作家や、同館の公募企画『ヤング・ポートフォリオ』から選出された作家など全95組の作品を「歴史編」「作家編」の前後期に分けて紹介する。

清里フォトアートミュージアムによって立ち上げられた『ヤング・ポートフォリオ』から厳選された作品も展示。『ヤング・ポートフォリオ』は、プロ・アマチュア、国籍を問わず35歳以下の写真家たちに向けて毎年公募を行ない、優れた写真を購入し、後世にコレクションを残して若い写真家を育てる文化貢献活動。2017年までに74か国からのべ1万人を超える応募があり、館長を務める細江英公と国内外の写真家の3人による選考で保存する作品を決定している。

なお、会期中の3月24日、25日、4月7日、21日にはトークイベントを実施。ミステリー作家の柊サナカ、写真家の中藤毅彦、瀬戸正人、川田喜久治、鬼海弘雄らがそれぞれ参加する。詳細は会場のオフィシャルサイトで確認しよう。

細江英公のコメント

本展のために、1800年以降の著名な海外作家、第二次世界大戦以後の日本を代表する作家、そして「ヤング・ポートフォリオ」によって収蔵した2016年の写真家まで、95人による409点を厳選しました。最大の特徴は、すべてを35歳までに撮影された作品に限定した、という点です。私たち清里フォトアートミュージアムにとっては、いわば、19世紀末から21世紀の、古今東西の“ヤング・ポートフォリオ”です。青年期の作品は、表現活動の原点であり“永遠の輝き”が横溢しています。しかし、それだけではない。歴史にのこる傑作が、青年期も数多く生まれている。さらに、現代写真家と歴史的な写真家、青年時代の彼らの写真を同じ壁面に並べても、決してひけをとらないことを、本展ではおわかりいただけるでしょう。清里フォトアートミュージアムが、今後50年、100年と「ヤング・ポートフォリオ」を継続するために、世界中のどの美術館もやっていない方法で、私たちは、芸術における青年期の意義と重要性を、広く世に問いたいと思います。

篠山紀信(日本、1940)『誕生』1968年  ©Kishin Shinoyama
篠山紀信(日本、1940)『誕生』1968年 ©Kishin Shinoyama
荒木経惟(日本、1940) 『さっちん』1962-63年 ©Nobuyoshi Araki
荒木経惟(日本、1940) 『さっちん』1962-63年 ©Nobuyoshi Araki
植田正治(日本、1913-2000)『少女たち』1945年 ©Shoji Ueda Office
植田正治(日本、1913-2000)『少女たち』1945年 ©Shoji Ueda Office
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