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藤田嗣治の「本のしごと」に迫る展覧会 仏で発行の挿絵本や絵葉書など展示

藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press
藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press

展覧会『開館45周年記念展 没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界』が本日6月23日から静岡・長泉町のベルナール・ビュフェ美術館で開催されている。

「乳白色の下地」と呼ばれる独自の技法で知られるレオナール・フジタこと藤田嗣治は、絵画に加えて挿絵本の仕事にも取り組み、1919年に初の挿絵本『詩数篇』を発表。1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版され、1933年に日本に帰国した際にも、書籍の装丁や挿画、雑誌の表紙や絵本などを手掛け、生涯を通じて100冊を超える出版物に携わった。

藤田の没後50年を迎えるにあたって行なわれる同展では、前期、後期の2期に分けて作品を展示。藤田が大学時代に友人に送った絵葉書、フランスから日本に残した最初の妻に送った手紙といった資料をはじめ、戦前のフランスで発行された挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、フランスに移住した1950年に発表した大型豪華本の挿絵、絵画や版画、手作りのおもちゃや陶芸作品などを紹介する。

また派生企画として、「猫の画家」と称された藤田が描いた猫の絵画作品も紹介。マイケル・ジョセフ『猫の本』やエリザベス・コーツワース『夜と猫』で手掛けた繊細な筆致の猫や、水墨や水彩作品も展示するほか、26匹の猫を配する屏風と衝立が公開される。

会期中の7月8日には関連イベントとして講演会『藤田嗣治 本のしごと 没後50年を迎えて』を実施。同展の監修を務めた美術史家の林洋子が登壇する。詳細はベルナール・ビュフェ美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。

 

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