のんが武満徹『系図』の語り手を担当 谷川俊太郎の詩を朗読

10月24日にリリースされる『BEYOND THE STANDARD Vol.2』にのんが語り手として参加していることがわかった。

イタリアの指揮者アンドレア・バッティストーニと東京フィルハーモニー交響楽団によるレコーディングプロジェクト『BEYOND THE STANDARD』は、クラシックの名曲と日本人作曲家による作品をカップリングし、新たなスタンダードとして打ち出そうとするもの。第2弾となる『BEYOND THE STANDARD Vol.2』にはピョートル・チャイコフスキーによる晩年の代表作である交響曲『悲愴』と、武満徹の最晩年の作品『系図』を収録する。

のんは同作で『系図』の語り手を担当。『系図』はオーケストラの演奏をバックに谷川俊太郎の詩集『はだか』に収められた詩が朗読されるという形式の作品で、楽譜には武満による「ナレーターは十代半ばの少女によってなされることが希ましい」という指定がされていた。これまでに遠野凪子、上白石萌歌らが語り手を担当。のんは指定の年齢とは異なるが、主演声優を務めたアニメーション映画『この世界の片隅に』での演技感銘を受けた制作サイドからの「この作品の決定盤を作りたい」というラブコールを受けて起用が実現したという。

レコーディングを終えたのんは「美しい演奏と詩が一つになっていくのを体験できる貴重な時間を過ごさせていただきました。系図 family tree、キラキラと輝く音の中に落ちる不穏な裂け目は、不思議と胸に染み渡って希望を見出す。素敵な曲に参加できて、素晴らしいオーケストラの皆様バッティストーニさんとご一緒できて、本当に楽しかったです」とのコメントを寄せている。

のんのコメント

この度、武満徹さんの曲に流れる谷川俊太郎さんの詩を読ませていただくという役をいただき、心から嬉しく思っています。
バッティストーニさんの指揮のもと、東京フィルハーモニー交響楽団の皆様とのレコーディングは、とてつもない緊張を感じる中ではありましたが、美しい演奏と詩が一つになっていくのを体験できる貴重な時間を過ごさせていただきました。系図 family tree、キラキラと輝く音の中に落ちる不穏な裂け目は、不思議と胸に染み渡って希望を見出す。素敵な曲に参加できて、素晴らしいオーケストラの皆様バッティストーニさんとご一緒できて、本当に楽しかったです。沢山の方のもとに届く事を願って。のん

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