黒人ピアニストと白人用心棒の友情描く実話映画『グリーンブック』場面写真

映画『グリーンブック』の場面写真が公開された。

3月1日から全国で公開される同作は、1962年のアメリカを舞台に、人種差別が根強く残る南部でのコンサートツアーを計画する黒人の天才ジャズピアニストのドクター・シャーリーが、用心棒兼運転手として雇ったイタリア系のトニー・リップと共に、当時の黒人が安全に旅をするために欠かせないガイドブック「グリーンブック」をたよりに旅立つというあらすじ。トニー役をヴィゴ・モーテンセン、シャーリー役をマハーシャラ・アリが演じる。

場面写真には、リンダ・カーデリーニ演じるトニーの妻ドロレスが彼を見送る場面や、ドロレスへの拙い手紙を見かねたシャーリーがラブレターを指南するシーン、シャーリーがピアノを演奏する様子に加えて、稼いだ小銭を片手に咥え煙草をするトニー、富も名声も手に入れカーネギーホールで貴族のような生活を送るシャーリーの姿などが写し出されている。

同作は父であるトニー・リップからシャーリーとの旅の話を聞いた息子ニック・バレロンガがプロデューサーとして映画化した実話。『ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞』で作品賞を受賞したほか、先日発表された『第76回ゴールデン・グローブ賞』でも作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞の5部門にノミネートしている。

作品情報

『グリーンブック』

2019年3月1日(金)からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開
監督:ピーター・ファレリー 脚本:ニック・ヴァレロンガ、ブライアン・カーリー、ピーター・ファレリー 出演: ヴィゴ・モーテンセン マハーシャラ・アリ リンダ・カーデリーニ 上映時間:130分 配給:GAGA
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