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シネマ歌舞伎『野田版 桜の森の満開の下』に萩尾望都、宮沢りえら賛辞

『シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」』コメントチラシビジュアル
『シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」』コメントチラシビジュアル

『シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」』に寄せられた著名人コメントが公開された。

「シネマ歌舞伎」シリーズの33作目として4月5日から公開される『野田版 桜の森の満開の下』は、2017年に歌舞伎座で上演。坂口安吾の小説『桜の森の満開の下』『夜長姫と耳男』を下敷きに野田秀樹が書き下ろし、1989年に夢の遊眠社が初演した演劇作品『贋作・桜の森の満開の下』を歌舞伎化したもので、天智天皇が治める時代を舞台に、身分を偽る耳男、マナコ、オオアマの3人が、夜長姫と早寝姫を守るための仏像を3年の歳月をかけて完成させる姿を描く。耳男役を中村勘九郎、オオアマ役を2018年に松本幸四郎を襲名した市川染五郎、夜長姫役を中村七之助が演じている。

コメントが公開されたのは、『贋作 桜の森の満開の下』で夜長姫を演じた毬谷友子をはじめ、萩尾望都、宮沢りえ、コムアイ(水曜日のカンパネラ)、清川あさみ、神田松之丞、早霧せいな、今日マチ子。

毬谷友子は「夜長姫と耳男が、豪華な衣裳を着て歌舞伎座の舞台に立ち、今度はスクリーンの中に入って世界中の桜の森を旅することになりました」、萩尾望都は「仏師の執念 俗物の無念 オニオニの夢 国造りの懸念 微笑む夜長姫 切なく入乱れて幕が開くとそこは満開の桜の森」と語っている。

宮沢りえは「作者の魂も役者さんの叫びも咲き乱れ散る桜と共ににスクリーンのこちらにドクドクと溢れてきて、記憶に絡みついて離れません」、コムアイは「残酷と平和が、愛と憎しみが、花びらの表と裏みたいに翻る。野田さんの歌舞伎は、一度観てしまったら、衣装も美術も芝居もお囃子も、最初からこうだったとしか思えません」、清川あさみは「野田さんにしか出来ない、言葉の渦とユニークな世界観に是非呑み込まれて頂きたい」と評した。

神田松之丞は「境界を自由自在に行き来する、歌舞伎というエンターテインメントの真骨頂」、早霧せいなは「野田さんの作品と歌舞伎が掛け合わさった大迫力で歌舞伎座が大きく揺れました」、今日マチ子は「桜をみれば鬼を思う、落ちてくる空に圧倒される至福の体験」と述べている。

なお『シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」』の公開に伴う企画が順次スタートする。ひびのこづえが同作をイメージしてデザインしたハンカチが一部の劇場で販売されるほか、野田秀樹作・演出のシネマ歌舞伎『野田版 鼠小僧』『野田版 研辰の討たれ』が3月15日から東京・銀座の東劇で上映。4月5日からは抽選で桜にまつわるプレゼントを贈るTwitterキャンペーンや、新宿ピカデリーと紀伊国屋書店新宿本店のコラボ企画が開始する。詳細は作品の特設サイトで確認しよう。

毬谷友子のコメント

夜長姫と耳男が、豪華な衣裳を着て歌舞伎座の舞台に立ち、今度はスクリーンの中に入って世界中の桜の森を旅することになりました。
感無量です。ありがとう。

萩尾望都のコメント

仏師の執念 俗物の無念 オニオニの夢 国造りの懸念 微笑む夜長姫 切なく入乱れて幕が開くとそこは満開の桜の森

宮沢りえのコメント

作者の魂も役者さんの叫びも咲き乱れ散る桜と共ににスクリーンのこちらにドクドクと溢れてきて、記憶に絡みついて離れません。

コムアイ(水曜日のカンパネラ)のコメント

残酷と平和が、愛と憎しみが、花びらの表と裏みたいに翻る。
野田さんの歌舞伎は、一度観てしまったら、衣装も美術も芝居もお囃子も、最初からこうだったとしか思えません。歌舞伎座の二階から拝見している間、昔のがどんなだったけな、と全然思い出せなくって不思議でした。いま『贋作桜の森~』を思い浮かべるならば、高校生の時に初めて観た、90年代の上演のVHSにも、先日拝見した野田地図の上演にも、歌舞伎役者の白い肌に浮かぶ妖しい喜びが、乗り移っているような気がするのです。どっちが原作だかわからなくなるくらい。この作品のもっとも愉快なところは、人殺しと芸術家と観客の、三者の境界をガラガラと崩してしまうところにあると思います。そんな危なすぎる作品が、何十年も経って、なぜだか世の中に受け入れられたことが、そして同じく何百年も愉快で危ない作品を演じ続けている歌舞伎と交わるパーフェクトなタイミングだったのでしょうか。だれの心にも夜長姫のようなミューズが眠っていて、覚醒を待っています。ちゃんと起こして、スカッと、気持ち良く殺されてください。

清川あさみのコメント

伝統ある歌舞伎が見た事のない新しいものとなり、美しく尊いエネルギーを発している。
野田さんにしか出来ない、言葉の渦とユニークな世界観に是非呑み込まれて頂きたい。

神田松之丞のコメント

夢と現実、男と女、狂気と秩序の境界を自由自在に行き来する、歌舞伎というエンターテインメントの真骨頂

早霧せいなのコメント

野田さんの作品と歌舞伎が掛け合わさった大迫力で歌舞伎座が大きく揺れました。
ラストの桜吹雪は圧巻です!

今日マチ子のコメント

言葉が跳ね、死者たちは生きている!
桜をみれば鬼を思う、落ちてくる空に圧倒される至福の体験。

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