映画『お嬢ちゃん』が9月28日から東京・新宿のK's cinemaほか全国で順次公開される。
劇場公開デビュー作『枝葉のこと』が『ロカルノ国際映画祭』新進監督コンペティション部門に出品された二ノ宮隆太郎が監督を務めた同作は、神奈川・鎌倉の甘味処でアルバイトをしている21歳のみのりの生き様を描いた作品。一見普通に見えるみのり役を『ハローグッバイ』、今年公開予定の『転がるビー玉』などに出演する萩原みのりが演じた。
今回の発表とあわせて「どいつも、こいつも、くだらない」というコピーが添えられたメインビジュアル、場面写真が公開された。
萩原みのりのコメント
二ノ宮監督からこの作品で主演をやってほしいと声をかけていただいたときの私は、いろんな薄っぺらさに嫌気がさして、周りのことも自分のことも大嫌いで、役者を辞めることばかり考えていました。
この作品は私の、役者を続ける、役者で生きていく、という決意の作品でもあります。撮影から一年が経ち、やっと皆様にお届けできるということで、とてもドキドキしています。沢山の人の心に届くような作品ではないかもしれません。ですが、しっかりと、劇場で見届けてもられると嬉しいです。二ノ宮隆太郎監督のコメント
監督しました二ノ宮隆太郎と申します。上映時間、130分間の大半はくだらないかもしれません。
ですが絶対にくだらなくない、一人の若い女性の人生への思いは映っていると思います。
初めて女性を主人公にした作品を作りました。女優、萩原みのりの魅力を映画で表現したかったからです。
自分が監督するしか作れない映画は作れたと思っています。
ぜひ観ていただけたら幸いです。