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国際舞台芸術祭『F/T19』、オープニングプログラム『移動祝祭商店街』詳細

『移動祝祭商店街』ビジュアル
『移動祝祭商店街』ビジュアル

『フェスティバル/トーキョー19』のオープニングプログラム『移動祝祭商店街』の詳細が発表された。

2009年から開催されている『フェスティバル/トーキョー』は、東京・池袋エリアを拠点に、国内外のアーティストが演劇、ダンス、音楽、美術、映像などのプログラムを発表する国際舞台芸術祭。無料野外公演『移動祝祭商店街』は、豊島区の3つの商店街エリアをオリジナルの山車が出発して練り歩く「第1部 みちゆき」と、全ての山車が集結しダンスパフォーマンスを行なう「第2部 まちまち」の2部構成で展開。総勢16人のダンサーと俳優で、商店街の特長を織り込んだ「祝祭的パフォーマンス」を披露する。

『移動祝祭商店街』の骨組みを作るセノ派は、舞台美術家の杉山至、坂本遼、佐々木文美、中村友美の4人が今回のために結成。出演者は飯森沙百合、伊藤まこと、植田崇幸、河村美帆香(快快)、北尾亘(Baobab)、木原浩太、桑原史香、後藤かおり、小麦粉くり子、玉田伸太郎、手代木花野、沼田駿也、HEIDI(バスタブNY)、目澤芙裕子(Baobab)、八木光太郎、山崎皓司(快快)となる。クライマックスでは、セノ派によるオリジナルの山車と北尾亘による振付、とくさしけんごによる音楽、田畑大地によるダンスパフォーマンスが繰り広げられる。

『フェスティバル/トーキョー』は、10月5日から11月10日にわたって東京・池袋の東京芸術劇場、あうるすぽっと、シアターグリーンほかで開催。

杉山至のコメント

高度経済成長期、乱開発されていく東京近郊に育った私には商店街の憶い出がない。地域のお祭りの記憶もない。お盆の時期になるとソワソワしだす母に連れられ観に行った母の生まれ故郷、静岡・三島大社のお祭りが唯一の商店街とお祭りの原風景だ。
何キロにも渡り境内までの商店街は屋台と人で埋め尽くされ、道路は囃子方を乗せた巨大な山車が何台も何台もゆっくりと引かれていく。人々と共に街の体温は上がり、祭りの熱気が街道を流れていく。永遠の時間、遠い夢のような風景。
だからだろうか、古い街並みや下町、街道筋だった商店街や祭りに憧れと羨望がある。
伝統的なお祭りとはちょっと違うかもしれないが、パフォーミングアートとセノグラフィーの視点で商店街や街と関わる祝祭はできないだろうか?
そんな発想の元、関わってくださった皆さんと話し合いアイデアを持ち寄り創作してきました。
普段の街の体温がちょっとだけ上がる一瞬の夢のような時間を共有出来たらと思います。

坂本遼のコメント

この商店街には、たくさんの「物」が眠っています。そんな「物の記憶」や、「物が見ているかもしれない夢」を辿りながら、練り歩きます。あったかもしれない時間と、なかったかもしれない時間。今、あるかもしれない時間。過去と今が、夢の中で交差するかのように。

佐々木文美のコメント

大塚は様々な国や宗教の人達が共存して活気ある街です。この街で見つけたものは、垣根を保ちつつの関係性。その垣根に色々な気持ちを抱き、その中には希望もありました。今回は商店街の垣根、ゲート(門)を作ります。生まれたばかりのゲートが、今あるゲートを超えたときに、領域がひっくり返って延長されるイメージをみんなで想像する練習。それがお互いの垣根のYOGA的効果になることを期待します。

中村友美のコメント

池袋本町に関して驚いたのは最近縄文土器や貝塚が発見されたりなどこの場所には古くからの営みがあることです。池袋本町のリサーチの営みの中で、見えてきた「配送」や「物流」、「出前」を通した目に見えない街の関係性だったり、つなぎについて考えたいと思います。つなぎが連なり、道、街になる。そんな商店街の成分たちをあえて貨物化し、コンテナに詰めこみ配送してしまおうかと。

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