映画『ミッドサマー』に星野之宣、行定勲、人間食べ食べカエルらがコメント

映画『ミッドサマー』に寄せられた応援イラスト、漫画、コメントが公開された。

『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督、『ムーンライト』などのスタジオ「A24」が手掛けた同作は、スウェーデンの奥地・ホルガ村で開かれる「90年に一度の祝祭」を舞台としたスリラー作品。家族を不慮の事故で失ったダニーは民俗学を研究する恋人や友人と共に、住人が陽気に歌い踊り、太陽が沈まず花々が咲き乱れる楽園のような村を訪れるが、次第に不穏な空気が漂い始めるというあらすじだ。2月21日公開。

イラスト、漫画は星野之宣、Pon×2、TAKUMI、妖介が制作。コメントを星野之宣、行定勲、よしひろまさみち、宇野維正、高橋諭治、人間食べ食べカエル、SYOが発表している。

星野之宣のコメント

このところキリスト教の下に埋もれていたヨーロッパ古層文化が徐々に蘇ってきているようだ。ケルト、ドルイド、バイキング、ハロウィン。
そうした古いものが白日の下に姿を現した時、観る者はいつしか共感呪術に絡め取られ身動きできなくなる。
恐ろしい映画だ。

行定勲のコメント

こういう映画は毛嫌いせず、早いうちに観てトラウマになるといい。これで懲りたら観なければいいんだから。
しかし、私は次のアリ・アスターの作品をまた観てしまうんだろうなと思った。

よしひろまさみちのコメント

土俗的な夏至祭の祝祭ムードから急転直下の展開に戦慄。美景の村に到着した瞬間、フェスのトランス感と共に、言葉にならない静かな恐怖がすり寄ってくる~!

宇野維正のコメント

常識を180度引っくり返す、史上最も明るくて楽しくてスタイリッシュで禍々しいホラー映画。
大傑作だった前作『ヘレディタリー』を軽々と超えてみせた、アリ・アスター監督の才気に呆然。

高橋諭治のコメント

この奇祭ホラーは強烈なヴィジュアルのみならず、精神状態どん底の人間を描いたサイコスリラーとしても恐ろしい。
そこは天国か、それとも地獄か。観ているこちらの“心”まで試されているかのようだ。

人間食べ食べカエルのコメント

徹底的に精神を掻き乱されるが、同時にとても心地良くもある。
極度の不安と癒しを与えられ、本編が終わる頃には“整った”状態になる。
観賞してるうちに、何だかとても気分が良くなるんです。永遠に観ていたい……。

SYOのコメント

容赦ないのに、観たら孤独や不安が消えていた。
痛みも絶望も「みんなで」共有するユートピア。誰も独りにならない新世界。
もう駄目だ帰りたくない。僕はこの映画の信者です。

作品情報

『ミッドサマー』

2020年2月21日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国で順次公開
脚本・監督:アリ・アスター 音楽:ボビー・クルリック 出演: フローレンス・ピュー ジャック・レイナー ウィル・ポールター ウィリアム・ジャクソン・ハーパー ウィルヘルム・ブロングレン アーチー・マデクウィ エローラ・トルキア ビョルン・アンドレセン 上映時間:147分 配給:ファントム・フィルム
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