茨城・水戸芸術館による企画「ART TOWER DELIVERY おうちで楽しむ水戸芸術館」が本日4月21日から実施される。
水戸芸術館で開催された過去のコンサート、演劇公演、展覧会、親子で楽しむことができる工作など様々な内容のコンテンツを、オフィシャルサイトで無料公開する今回の取り組み。新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、外出時間が減少したことなどを受けたもので、音楽や演劇、美術を通じて安らぎや喜びを届けることを目的にしているという。
「水戸芸術館サウンド・ライブラリー」と題して、水戸芸術館の専属楽団・水戸室内管弦楽団や新ダヴィッド同盟などのこれまでの演奏を期間限定で公開するほか、「ACM Theatre Best Selection」と題し、2018年に上演された『海辺の鉄道の話』の公演動画を期間限定で公開。また専属劇団ACMのメンバー2人によるユニットの動画チャンネル「ゆうくんとマットさんチャンネル」や、展覧会『森英恵 世界にはばたく蝶』の紹介映像、展覧会『磯崎 新－水戸芸術館 縁起－』の展示風景画像、日比野克彦の「明後日朝顔プロジェクト 自宅で育てよう！」、家庭で楽しめる工作や塗り絵のページ「おうち・こらぼ・らぼ」などを展開している。詳細はオフィシャルサイトで確認しよう。
公益財団法人水戸市芸術振興財団理事長の森英恵は「この感染症によって、愛する人を失ったり、たくさんの人が病に苦しんでいることを想うと、胸が痛みます」とコメント。水戸芸術館館長の小澤征爾は「こういう状況だからこそ、人と人とのつながりを生む芸術をたくさんの人に楽しんでもらうことが大事だと考え、芸術館ではこれまで開催した音楽、演劇、美術の活動内容に触れたり、学芸員のメッセージを発信する『おうちで楽しむ水戸芸術館』を館のホームページに設けることにしました」と述べている。
