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水川あさみ、浅香航大ら出演の映画『滑走路』主題歌はSano ibuki

『滑走路』 ©2020「滑走路」製作委員会
『滑走路』 ©2020「滑走路」製作委員会

映画『滑走路』の主題歌をSano ibukiが手掛けることが発表された。

今秋公開予定の同作は、2017年に32歳で逝去した歌人・萩原慎一郎の『歌集 滑走路』から着想を得たオリジナルストーリー。激務の中で仕事への理想を失う厚生労働省の若手官僚・鷹野が、非正規雇用が原因で自死したとされる人物のリストの中から25歳で命を絶った青年に関心を抱き、死の理由を調べ始めるというあらすじだ。将来への不安を抱える30代後半の切り絵作家・翠役を水川あさみ、雇用者の自殺問題に向き合う25歳の官僚・鷹野役を浅香航大、いじめの標的にされる中学2年生の学級委員長役を寄川歌太が演じる。監督は大庭功睦。

主題歌はSano ibukiの書き下ろしによる新曲“紙飛行機”。以前から原作歌集を愛読していたというSano ibukiは映画の制作途中から映像を何度も見返し、大庭監督とディスカッションを重ねて楽曲を構想した。

Sano ibukiは、『滑走路』とのコラボレーションについて「表面的な希望ではなくその奥にある絶望や妬み、悲しみを包み込む優しさのようなものを感じるこの作品に出会えたことで、僕自身救われたような気持ちになりました」とコメント。大庭監督はデモ音源をきいて「思わず感動して泣いてしまいました」と明かしている。

Sano ibukiのコメント

今回「滑走路」の主題歌を担当させて頂きました。“紙飛行機”という曲です。監督から「最後にSanoさんの曲で映画を空へ飛ばしてほしい」という言葉を頂き、この作品の叫びを遠くへ飛ばす風となれるような楽曲を作りたいと模索した末、完成しました。表面的な希望ではなくその奥にある絶望や妬み、悲しみを包み込む優しさのようなものを感じるこの作品に出会えたことで、僕自身救われたような気持ちになりました。劇場で鑑賞できることを楽しみにしています。

大庭功睦監督のコメント

Sano ibukiさんの「マリアロード」を聴き、「この人なら映画を観た後にそれぞれの感情を抱えた観客の思いを、その深く柔らかい声でまとめ上げてくれるような、スケール感のある音楽を作ってくれるのではないか」と感じました。また叙情的で物語性のある歌詞も、原作者である萩原さんの歌と親和するように感じています。初めてSanoさんにお会いした時、僕の目を真っ直ぐに見て、「映像を5、6回は観ました!」と言ってくれたのをよく覚えています。なんとなく、傑出した才気で孤独に音楽を作られている方なのかな、と勝手に思っていたので、そこまで映画と熱心に向き合ってくれる事が嬉しくもあり、また意外でもありました。Sanoさんは、原作、映画と対峙しながら、“自分は音楽としてどう答えを出すべきか”をとても真摯に誠実に考えてくれていて、その姿勢をとても頼もしく、また嬉しく感じました。最初のデモが上がった時にラストシーンの映像にあてながら聴いたのですが、思わず感動して泣いてしまいました。僕の理想を遥かに凌駕し、原作も映画も力強く前へと運んでくれる楽曲がそこにあったのです。

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