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稲垣吾郎主演『No.9-不滅の旋律-』再々演、ベートーヴェン生誕250周年

舞台『木下グループpresents「No.9-不滅の旋律-」』が12月13日から東京・TBS赤坂ACTシアターで再々演される。

2015年に初演された同作は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが「第九」の通称で知られる生涯最後の交響曲“交響曲第九番ニ短調作品125”を生み出すまでの苦難の日々を描いた作品。聴覚障がいを抱えながら音楽で新しい時代を切り拓くベートーヴェン役を初演に引き続き稲垣吾郎が演じる。ベートーヴェンを秘書として支えるマリア役を剛力彩芽が続投。

初演時と同様に演出は白井晃、脚本は中島かずき(劇団☆新感線)が担当。音楽監督は三宅純が務める。共演者は片桐仁、村川絵梨、岡田義徳、深水元基、橋本淳、広澤草、小川ゲン、野坂弘、奥貫薫、羽場裕一、長谷川初範、新キャストとして前山剛久、幼少期のベートーヴェン役の柴崎楓雅。

再々演を企画するにあたり、ベートーヴェンの生誕を祝う記念公演として11月にオーストリア・ウィーンのフォルクス劇場での開幕が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により中止が決定。東京公演のみの開催となる。チケットの詳細は後日発表。

稲垣吾郎のコメント

3度目の上演にあたって
2020年はベートーヴェン生誕250周年。その記念すべき年に、舞台『No.9―不滅の旋律―』を上演し、回を重ねてルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンという天才音楽家を演じられることを、非常に嬉しく思います。
2015年の初演時は、これまで演じたどの役とも違う圧倒的な存在感や強烈な個性に戸惑い、悩ましい時間を過ごしました。けれど演出の白井晃さんをはじめ、共演の皆さんがしっかりと支えて下さる中、徐々にベートーヴェンと僕との距離は縮まっていったのです。結果、自分なりのベートーヴェン像が、回を追うごとに確かなものになっていったように思います。
俳優の仕事には、その時の自分が役に影響を及ぼすドキュメンタリー的な部分がある。自分の「今」をオリジナル作品で、しかも偉大な音楽家に託して表現する機会もくださった制作の方々には感謝しかありません。
実は今回、ベートーヴェンが活躍したオーストリアの首都ウィーンでの公演も予定していました。場所はベートーヴェン没後に建てられた、当時の栄華を残す「フォルクス劇場」です。けれど、その素晴らしい企画は世界を覆う新型ウイルスの脅威により、断念することになりました。加えて国内での創作・上演も、これまで以上に注意を払い、万全の感染予防対策を行ったうえで進めねばなりません。
でも、この厳しい状況下だからこそ僕は『No.9』を、一人でも多くの方に届けたいと思うのです。劇中終盤の交響曲第九番、その中で力強く歌い上げられる「歓喜の歌」は作品の白眉であり、世界の平和と幸福を願い、自身の孤独をも昇華しようという作曲家の大いなる祈りが込められています。まさに現状に苦しむ人々に、届けるべき調べと言葉がそこにあるのです。
だからこそ迷いなく創作を深め、僕が愛してやまない人間ベートーヴェンを再び舞台で生きることは大きな使命。その先には、再びの「夢」に手が届く日も来るはずです。さらなる未来へと続くこの上演を、多くの方に見届けていただきたいと思います。

白井晃のコメント

生きることへの讃歌
この歓喜のドラマは、生きることへの讃歌です。苦しみの中からひと摑みの喜びを見出す物語です。
今、演劇は大変厳しい状況に直面しています。再再演の機会に恵まれ、11月にはベートーヴェンの活動拠点だったウィーンでの公演が決まっていました。日本で生まれたベートーヴェンの物語を本場で披露することを楽しみにしてきましたが、残念ながらこのチャンスは未来に持ち越されることになりました。
私たちの心は、今、見えない恐怖の前に萎縮してしまっています。しかし、本来、私たちの営みは、生きる意味を見出し、それぞれの喜びを得るためにあるはずです。ですから、私たちは立ち停まることなく前に向けて進む道を選びました。
この公演を実現することで皆さんと、この物語を共有するという喜びを、改めて分かち合いたいと思っています。

『No.9-不滅の旋律-』ビジュアル
『No.9-不滅の旋律-』ビジュアル
稲垣吾郎
稲垣吾郎
剛力彩芽
剛力彩芽
2018年 舞台写真 撮影:岩田えり
2018年 舞台写真 撮影:岩田えり
2018年 舞台写真 撮影:岩田えり
2018年 舞台写真 撮影:岩田えり
2018年 舞台写真 撮影:岩田えり
2018年 舞台写真 撮影:岩田えり
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