表装オンラインシミュレーター「表装裂愉しむ」が公開された。
京都府コロナ社会対応ビジネスモデル創造事業補助金の採択を受けた「表装裂愉しむ」では、ベテランから若手まで表具師63人が所属する京都表具協同組合が所有する表装裂ポジフィルムのコレクション約1400枚を高精細デジタルデータ化し、ウェブサイト上で様々な掛け軸のデザインが可能。パソコンやタブレット、スマホ上で「京表具」の工程でもっとも重要な「取り合せ(本紙に相応しい裂地の紋様や配色を選定する作業)」ができるという。
表装形式は6種類に対応し、表装裂は約600種類、軸先は25種類を収録。ブラウザ内へのURL保存やPDF保存が可能なほか、印刷もできる。完成したデザインをもとにメールで相談も受け付ける。