ニュース

ポレポレ東中野のレイトショー再開 入江悠、濱口竜介らの作品を連続上映

東京・ポレポレ東中野のレイトショーが再開。上映イベント『連続上映<傑作の夜>』が4月3日から行なわれる。

同イベントでは、ポレポレ東中野のレイトショーでロングラン公開された作品の中から、入江悠監督『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』、堀禎一監督『夏の娘たち~ひめごと~』、山中瑶子監督『あみこ』『魚座どうし』、濱口竜介監督『親密さ』を上映。

今回の発表とあわせて公開されたチラシビジュアルには、大槻貴宏プロデューサー、石川翔平、小原治が公開当時の反響について綴っている。

大槻貴宏プロデューサーのコメント

『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』について
10年前の4月2日、本作が公開されました。震災二日後の幼稚園での再撮、余震が続く中の編集、試写会やライブといった宣伝プランの崩壊など思い出は多々ありますが、一番記憶に残っているのは、初日直前の上映か延期かの話し合いです。「お客さんが来にくいかも」という不安を「だからこそ」と前向きに切り替え、初日に合わせてニコ生での配信上映(しかも弾幕付き!)を実施したり、改めて思うと「今」と凄く被っています。そういえばあの時も電力不足で夜の街も暗かったですね。でも、二階堂ふみちゃんが紅白の司会をやり、劒さんがスターになりそうな現在を見てると、乗り越えられないものは無いんだ、と思えます。

石川翔平のコメント

『夏の娘たち~ひめごと~』について
待望の国映×堀禎一の新作はあまりに傑作で、これはずっとやりたかった堀禎一特集をやる時だ!と企画を始めました。堀さんはあらゆる資料を持ってきていろんな話をしてくれて、デビュー作から実験的なドキュメンタリーまで堀作品を網羅した夢のような特集上映が企画できました。巷からもまだ見ぬ堀ワールドに期待の声をいただきつつ迎えた上映期間、堀監督は毎日劇場にいました。いつの間にかすべての回で上映前に作品解説してくれることになり、日々どんどん増えていくお客様を一緒に「いらっしゃいませ」と迎えていました。もう堀さんの新作は見られないけど、『夏の娘たち』は何度でもスクリーンに瑞々しくかかります。

小原治のコメント

『あみこ』『魚座どうし』について
山中瑶子初監督作『あみこ』は2018年に自主配給で公開されました。初日から入りきれないほどの観客が駆けつけ、通常回の後に追加上映を行う<スーパーレイト>を連日開催。当館レイトの初週動員記録となり、その後のアンコール上映もロングランに。熱狂の季節を共にした春原さんと大下さんも最近別の作品で活躍している姿を見てなんだかじんときました。山中監督は以降も短編映画やテレビドラマ等を意欲的に監督し、2020年に最新作『魚座どうし』を発表。これまで限られた機会での上映でしたが、濃密で比類なき映画体験が大きな話題になりました。今回都内初となる『あみこ』『魚座どうし』2本立てが実現。目撃あれ!
『親密さ』について
濱口竜介監督が講師を務めたENBUゼミナールの卒業制作。映画館でも様々な機会で上映され、多くの観客との出会いを果たしました。人と人の間にある距離、そこに育まれる時間を感情豊かに体験させてくれる本作は、この時代の物語として新たな奥行きを生み出すことでしょう。2013年の公開時、濱口監督は舞台挨拶で「この作品に追いつかれないように、新作を撮り続け、世に送り出していきたい」と観客に伝えました。その後の作品は国内外問わず多くの映画ファンを魅了し続けています。今や世界中がHAMAGUCHI映画の新作を待ち焦がれている状況があり、あの日の言葉も芯を伝うように届いてきます。

『連続上映<傑作の夜>』チラシビジュアル
『連続上映<傑作の夜>』チラシビジュアル
『連続上映<傑作の夜>』チラシビジュアル
『連続上映<傑作の夜>』チラシビジュアル
画像を拡大する(2枚)

記事の感想をお聞かせください

知らなかったテーマ、ゲストに対して、新たな発見や感動を得ることはできましたか?

得られなかった 得られた

回答を選択してください

ご協力ありがとうございました。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. THE SPELLBOUNDがライブで示した、2人の新しいロックバンド像 1

    THE SPELLBOUNDがライブで示した、2人の新しいロックバンド像

  2. 中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿 2

    中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿

  3. 『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」 3

    『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」

  4. ジム・ジャームッシュ特集が延長上映 『パターソン』マーヴィンTシャツも 4

    ジム・ジャームッシュ特集が延長上映 『パターソン』マーヴィンTシャツも

  5. A_oから青い心を持つ全ての人へ 自由に、自分の力で生きること 5

    A_oから青い心を持つ全ての人へ 自由に、自分の力で生きること

  6. 地下から漏れ出すアカデミックかつ凶暴な音 SMTKが4人全員で語る 6

    地下から漏れ出すアカデミックかつ凶暴な音 SMTKが4人全員で語る

  7. 林遣都×小松菜奈『恋する寄生虫』に井浦新、石橋凌が出演 特報2種到着 7

    林遣都×小松菜奈『恋する寄生虫』に井浦新、石橋凌が出演 特報2種到着

  8. 『暗やみの色』で谷川俊太郎、レイ・ハラカミらは何を見せたのか 8

    『暗やみの色』で谷川俊太郎、レイ・ハラカミらは何を見せたのか

  9. ギャスパー・ノエ×モニカ・ベルッチ『アレックス STRAIGHT CUT』10月公開 9

    ギャスパー・ノエ×モニカ・ベルッチ『アレックス STRAIGHT CUT』10月公開

  10. 『ジョーカー』はなぜ無視できない作品なのか?賛否の議論を考察 10

    『ジョーカー』はなぜ無視できない作品なのか?賛否の議論を考察