『第3回浪曲映画祭』ユーロライブで開催 奈々福、太福、入江悠ら出演

特集企画『第3回浪曲映画祭─情念の美学2021』が6月25日から東京・渋谷のユーロライブで開催される。

1920年代後半から終戦後まで「大衆芸能の王者」として親しまれた話芸・浪曲。ユーロスペースが主催し、玉川奈々福が企画監修を手掛ける同イベントでは、「浪曲映画」の上映に加えて、浪曲の口演、対談企画などを行なう。

『浪曲師伝説─現在の型を作った桃中軒雲右衛門』と題された6月25日は、鈴木清順監督『カポネ大いに泣く』、成瀬巳喜男監督『桃中軒雲右衛門』、安田公義監督『雲右衛門とその妻』を上映するほか、三笠優子と伊丹秀敏が『晴れ晴れ雲』、玉川奈々福と沢村豊子が『浪花節更紗』を口演。玉川奈々福と田井肇による対談『桃中軒雲右衛門って?』も行なわれる。

6月26日は『浪曲師・村田英雄─東映時代劇を任侠路線に変えた男』と銘打ち、沢島忠監督『人生劇場 飛車角』、マキノ雅弘監督『日本侠客伝 雷門の決斗』、鈴木則文監督『男の勝負─仁王の刺青』を上映。浪曲の口演には東家孝太郎と伊丹秀敏の『長兵衛嫁取り』、玉川太福と玉川鈴の『天保⽔滸伝 笹川の花会』はラインナップしている。加えて、山根貞男のトーク企画『村田英雄と東映任侠映画』、活動写真弁士・坂本頼光と沢村美舟による小津安二郎監督『出來ごころ』、牧野省三監督『国定忠治』の活弁付き上映も実施。

6月27日のテーマは『浪曲の未来─江戸の若き俊才たち』。上映作品には『野田版 研辰の討たれ』、入江悠監督『SR サイタマノラッパー2』、加藤泰監督『骨までしゃぶる』、浪曲には玉川奈々福の『研辰の討たれ』、富士綾那と沢村豊子の『相寄る心』、天中軒すみれと沢村美舟の『伊東の恋の物語』、国本はる乃と沢村美舟の『紺屋高尾』が並ぶ。入江悠が司会を担当する鼎談『関東若手浪曲師集合!』も実施。

6月28日は『浪曲演目録─ご存知「清水次郎長伝」』。マキノ雅弘監督『次郎長三国志第八部 海道一の暴れん坊』、青柳信雄監督『虎造の荒神山』、加藤泰監督『清水港は鬼より怖い』、松林宗恵監督『サラリーマン清水港』が上映され、木村勝千代と沢村美舟による『お民の度胸』、玉川太福と玉川みね子による『清水郎長伝 石松の最期』が演じられる。

6月29日は『浪曲の現在─浪曲師・曲師のドキュメンタリー』として、鈴木清順監督『カポネ大いに泣く』、沢島忠監督『人生劇場 飛車角』、川上アチカ監督『港家小柳IN-TUNE』の上映と、港家小そめと沢村豊子による浪曲『宮様と自電車』を実施。映像+トークライブ『絶唱浪曲ストーリー』も行なわれる。

チケットは現在販売中。新型コロナウイルス感染対策として、当面は定員の50%で予約販売するとのこと。

イベント情報

『第3回浪曲映画祭─情念の美学2021』

2021年6月25日(金)~6月29日(火) 会場:東京都 渋谷 ユーロライブ
上映作品: 『カポネ大いに泣く』(監督:鈴木清順) 『桃中軒雲右衛門』(監督:成瀬巳喜男) 『雲右衛門とその妻』(監督:安田公義) 『人生劇場 飛車角』(監督:沢島忠) 『日本侠客伝 雷門の決斗』(監督:マキノ雅弘) 『男の勝負─仁王の刺青』(監督:鈴木則文) 『出來ごころ」(監督:小津安二郎) 『国定忠治』(監督:牧野省三) 『野田版 研辰の討たれ』 『SR サイタマノラッパー2』(監督:入江悠) 『次郎長三国志第八部 海道一の暴れん坊』(監督:マキノ雅弘) 『虎造の荒神山』(監督:青柳信雄) 『清水港は鬼より怖い』(監督:加藤泰) 『サラリーマン清水港』(監督:松林宗恵) 『港家小柳IN-TUNE』(監督:川上アチカ) 出演: 三笠優子 伊丹秀敏 玉川奈々福 田井肇 沢村豊子 東家孝太郎 山根貞男 玉川太福 玉川鈴 坂本頼光 入江悠 富士綾那 天中軒すみれ 沢村美舟 国本はる乃 木村勝千代 玉川みね子 港家小そめ 料金: 映画+浪曲、活弁士付き上映 一般2,400円 学生、会員2,000円 高校生1,200円 映画のみ 一般1,400円 学生、会員1,200円 高校生800円 回数券 10,000円
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