宮沢氷魚が小松菜奈の恋人役 吉本ばなな原作『ムーンライト・シャドウ』

映画『ムーンライト・シャドウ』に宮沢氷魚が出演することがわかった。

9月から全国公開される同作は、『第16回泉鏡花文学賞』を受賞した吉本ばななの短編小説『ムーンライト・シャドウ』をもとにした作品。恋人・等の突然の死に向き合うことができず、悲しみに打ちひしがれる主人公さつきが、満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれないという「月影現象」に導かれていく姿を描く。さつき役に小松菜奈がキャスティング。エドモンド・ヨウがメガホンを取り、高橋知由が脚本を手掛けた。

宮沢氷魚が演じるのは、さつきの恋人・等役。全てを包み込むような優しさを持つ一方、その場からいなくなってしまうような儚さが漂うというキャラクターだ。

今回の発表とあわせて、特報映像とティザービジュアル、場面写真が公開。吉本ばななの「今の時代に映画になるべくしてなった作品だと思います。」という言葉から始まる特報映像では、さつきと等を繋ぐキーアイテムである鈴の音や、さつきの「鈴の音が耳を離れないんです」という声、2人の日常を切り取った場面などが確認できる。

さつきの姿が写し出されたティザービジュアルには、「この恋に名前をつけて、そっと胸にしまってある。」というコピーが添えられている。

宮沢氷魚のコメント

最初に台本をいただいて読んだ時に、自分自身と等に近しいものがあるように感じ、物語が自分の中にスーッと浸透していく気持ち良さがありました。等の苦悩や悩みもすごく共感できましたが、等に訪れる死というものは忘れて、一つ一つのシーンや瞬間を、等として一生懸命生きるという考え方で撮影に臨みました。
エドモンド監督は、ずっと笑顔でとにかく役者のことを第一に考え、すごく演じやすくチャレンジしやすい環境を準備してくれたので本当に感謝しています。そういった環境で自由にやらせていただいたからこそ、「こうしたら面白いんじゃないか」というひらめきもあった現場でした。
主人公のさつきは、個性的で自分の意志をしっかりと持っている女性なので、演じるのは独特の空気感を放つ小松さんしかいないと思いました。「ムーンライト・シャドウ」という作品を背負って主人公のさつきになった小松さんがしっかりと先頭にいたので、現場のチーム力も高まっていき、小松さんにもすごく感謝しています。
「ムーンライト・シャドウ」は、いろいろ考える、思うきっかけを与えてくれる、本当に素晴らしい作品になっていると思います。この作品が皆さんのもとへ届くことを楽しみにしていますし、皆さんが少しでも笑顔になってくれることを願って僕たちもがんばりました。吉本ばななさんの原作のように、日本だけでなく世界から愛される作品になったらいいなと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。

作品情報

『ムーンライト・シャドウ』

2021年9月全国公開
監督:エドモンド・ヨウ 原作:吉本ばなな『ムーンライト・シャドウ』(新潮社刊『キッチン』所収) 脚本:高橋知由 出演: 小松菜奈 宮沢氷魚 配給:SDP、エレファントハウス
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