特集 PR

リーガルリリー、2、KANA-BOONが集結した『スペシャ列伝』レポ

UNITED FOR MUSIC
テキスト
天野史彬
撮影:藤川正典 編集:柏井万作(CINRA.NET編集長)
リーガルリリー、2、KANA-BOONが集結した『スペシャ列伝』レポ

豊洲PITにリーガルリリー、2、KANA-BOONの3組が集結

9月11日、配信ライブイベント『UNITED FOR MUSIC LIVE -スペシャ列伝 実演最幸の宴-』が開催され、リーガルリリー、2、KANA-BOONの3組が出演した。会場となったのは、豊洲PIT。この配信イベントは、スペースシャワー、J-WAVE、CINRAの三団体が共同で立ち上げた「UNITED FOR MUSIC」プロジェクトの一環として行われたもの。チケットの売り上げはライブ制作経費に充てられ、残った金額は、新型コロナウイルスの影響によって仕事を失ったライブハウス、アーティストやコンサートのスタッフ、収録スタッフといった人々に還元していくためのライブエンタメ従事者支援基金「Music Cross Aid」へ支援金として寄付される。

UNITED FOR MUSICのロゴ
UNITED FOR MUSICのロゴ(オフィシャルサイトはこちら

約半年ぶりのライブとなったリーガルリリー。「こういう場を私に与えてくれて本当にありがとうございます。生きててよかった」

スペースシャワー主催の恒例イベント『スペースシャワー列伝』のバッグドロップが飾られたステージ。そこに最初に登場したのは、この日が約半年ぶりのライブとなったリーガルリリー。

リーガルリリー
リーガルリリー

1曲目の“ベッドタウン”で静かに演奏を始めると、“GOLD TRAIN”“1997”“林檎の花束”と、優しい轟音を響かせながら演奏の熱量を上げていく。MCでは、たかはしほのか(Gt / Vo)が自粛期間中の生活について語る場面も。

たかはしほのか
たかはしほのか

さらに、このコロナ禍で失われてしまったものへの想いを馳せながら、「これからもどんな形であれ音楽は伝えていきたいし、もし終わってしまっても、みんなの帰るところでありたいと思います」と、音楽に対する思いも告げた。それから「こういう場を私に与えてくれて本当にありがとうございます。生きててよかった」というたかはしの言葉に続いて、“ハナヒカリ”“トランジスタラジオ”“リッケンバッカー”と、久々にライブができることの喜びを噛み締めるような躍動感のある演奏を披露した。

リーガルリリー

2組目は「2」が登場。「届いているか!」

続いて登場したのは、2。サポートベースに森夏彦(ex. Shiggy Jr.)を加えた4ピース編成の彼らが冒頭に奏でたのは、“フォーピース”。続く“Anthem Song”“SAME AGE”と熱く衝動的なバンドアンサンブルを響かせる。

2
2

「年々、夏はあっけなく過ぎてしまうんですけど、その代わり、秋は年々色濃く深く、自分の心に色を落としていく……そんな気持ちになります」という古舘佑太郎(Gt / Vo)の言葉に続き披露された“FALL FALL FALL”では激しくも抒情的な演奏を披露。

古舘佑太郎
古舘佑太郎

続く“ルシファー”は<友達の彼女に手を出したい / 親のこと裏切ってしまいたい>という衝撃的な歌詞を歌い出しに配置したライブアレンジで、カメラを指さしながら「届いているか!」と叫ぶ古舘の表情が画面に大写しになる。その後も“SとF”“ロボット”“ファミリー”“ケプラー”と立て続けに演奏し、最後は新曲“MY FAVORITE THINGS”を披露。穏やかさと前向きさを感じさせる演奏を終えると、「またいつかライブハウスでお会いましょう」と、ステージを去っていった。

2

トリを飾ったKANA-BOON。「こうやって目の前が空っぽになって思うことは、『繫がっていたい』ということ」

トリを飾ったのは、KANA-BOON。冒頭から“シルエット”“なんでもねだり”を立て続けに披露。

KANA-BOON
KANA-BOON

谷口鮪(Gt / Vo)が、「配信ライブということで、目の前にお客さんはいませんが、バンド演奏はすごく楽しいです。皆さんもベッドで飛び跳ねてみたり、うろちょろしてみたり、自由に楽しんでほしいと思います」とカメラの向こうのオーディエンスに告げる。

谷口鮪
谷口鮪

その後、“街色”“MUSiC”“春を待って”と演奏。また、「こんな状況だから、リーガルリリーも、2も、それぞれがいろんな気持ちを持って、今日だけのライブをしたと思います。自分たちも負けじと、今日しかない音をみんなに届けることができればと思います。そんな今の気持ちをふんだんにぶつけられる曲があるので」と、“まっさら”を披露した。続く“スターマーカー”の演奏終わりには、まるで何かを確かめ合うように、ステージ上で向き合う場面も見られた。

KANA-BOON

最後、谷口は「こうやって目の前が空っぽになって思うことは、『繫がっていたい』ということ。俺らはもっと、みんなの生活に参加したい。人生のワンシーンや生活のひとコマに居続けたい」と語り、“スタンドバイミー”を披露。

KANA-BOON

その想いを音楽に託し、この日の『UNITED FOR MUSIC LIVE -スペシャ列伝 実演最幸の宴-』は幕を閉じた。この配信ライブの模様は、9月12日22:00までアーカイブ視聴可能となっている。

イベント情報

『UNITED FOR MUSIC LIVE -スペシャ列伝 実演最幸の宴-』

2020年9月11日(金)
料金:早割2,800円 通常3,300円
※販売期間8/18(火)18:00 ~ 9/12(土)18:00

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. ゆずが気づいた「歌いたい」という感情。覚悟を決めて未来に進む 1

    ゆずが気づいた「歌いたい」という感情。覚悟を決めて未来に進む

  2. 中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿 2

    中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿

  3. KERAが見てきた東京のインディ・アングラ音楽シーンを振り返る 3

    KERAが見てきた東京のインディ・アングラ音楽シーンを振り返る

  4. A_oから青い心を持つ全ての人へ 自由に、自分の力で生きること 4

    A_oから青い心を持つ全ての人へ 自由に、自分の力で生きること

  5. 『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」 5

    『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」

  6. Daichi Yamamotoと高校生のラップ談義。音楽の自由を10代に学ぶ 6

    Daichi Yamamotoと高校生のラップ談義。音楽の自由を10代に学ぶ

  7. トム・ヨークによるRadiohead“Creep”のリミックスが公式リリース 7

    トム・ヨークによるRadiohead“Creep”のリミックスが公式リリース

  8. ケリー・ライカート特集パンフに蓮實重彦、夏目知幸ら ototoiのグッズも 8

    ケリー・ライカート特集パンフに蓮實重彦、夏目知幸ら ototoiのグッズも

  9. 狂気と恐怖、男2人の権力闘争。『ライトハウス』監督インタビュー 9

    狂気と恐怖、男2人の権力闘争。『ライトハウス』監督インタビュー

  10. アーティストをやめる、苦渋の決断が生んだ現代芸術チーム「目」 10

    アーティストをやめる、苦渋の決断が生んだ現代芸術チーム「目」