レビュー

ルー大柴がルー語で『シブカル祭。』開幕宣言、個性溢れる女子パワーが渋谷パルコに大集合

阿部美香
2014/10/21
ルー大柴がルー語で『シブカル祭。』開幕宣言、個性溢れる女子パワーが渋谷パルコに大集合

ルー大柴が「トゥギャザーしようぜ!」とルー語で開幕宣言

東京・渋谷パルコ館内を中心にアート、ファッション、音楽、映像、写真、パフォーマンスなど様々なジャンルで個性を発揮する女性クリエイターが集結する複合イベント『シブカル祭。2014』が、今年もスタートした。4回目となる今年は、「トゥギャザーしようぜ!」という合言葉のもと、「出会い・体験」をテーマに開催される。

『シブカル祭。2014 ~トゥギャザーしようぜ!~』メインビジュアル
『シブカル祭。2014 ~トゥギャザーしようぜ!~』メインビジュアル

初日となる10月17日は、渋谷パルコPART1前の公園通り広場にて、多数のオーディエンスを集めて華やかなオープニングパフォーマンスが繰り広げられた。18時よりスタートしたパーティーのメインゲストを務めたのは、世界で最初に「トゥギャザーしようぜ!」というフレーズを発明(?)したルー大柴。目も覚めるような白いストライプスーツと赤のネクタイ姿でステージに登場したルーは、『シブカル祭。』開催に向けて開口一番、「女性がパワーをつけて活躍しているのは素晴らしい! 男性はもうダメです、今は女性の時代です!」と発言。オーディエンスから声援を受け取っていた。

レセプションパーティーの様子
レセプションパーティーの様子

その後、ステージには4組のクリエイターが登壇。開店祝いに贈られる花輪を被って登場したキュンチョメ、ラバースーツ作品で知られるサエボーグ、「縷縷夢兎」のデザイナー・東佳苗、バブル系セクシーアイドルユニットのベッド・インは、ルーから「みんな、ボイスをラウドリーでね!」とのアドバイスを受け、会場全員で「シブカル祭、開催!」のかけ声に合わせて「トゥギャザーしようぜ!」を大合唱。ルーは「このイベントでパワーをいただきました。今は個性の時代、やりたいことをやるのが大事。『シブカル祭。』をトゥギャザーでエンジョイして、会場を回っていただきたいです」と開幕へのメッセージを寄せた。

セクシー系アイドルから本格派ヒップホップまで、個性豊かなライブを披露

開会宣言の後は、4組のアーティストによるライブアクト。1番手に登場したのは、『シブカル祭。2014』のテーマソング“有名な映画のようにラブリーな恋がしたい(シブカル祭。2014ver.)”を担当した都市型ポップユニット・Sugar's Campaignとモデルとしても活躍するIZUMIのユニット、Sugar's Campaign feat.IZUMIだ。


ゲストボーカルにニコニコ動画の歌い手、あきおを迎えたSugar's Campaignは渋谷系サウンドにも通じる爽やかでアーバンな“Big Wave”と“ホリデイ”で会場を盛り上げ、途中からはIZUMIも参加。IZUMIいわく「恋が芽生えてもなかなか告白できない男の子、女の子に贈る応援ソング。恋しているみんなに聴いてもらいたい」という“有名な映画のようにラブリーな恋がしたい(シブカル祭。2014ver.)”、Sugar's Campaignのデビューシングルとなった“ネトカノ”をオーディエンスとコール&レスポンスしながら楽しくパフォーマンスした。

Sugar's CampaignとコラボレーションしたIZUMI
Sugar's CampaignとコラボレーションしたIZUMI

2番手は、人気ティーン誌のモデルで結成されたアイドルグループ、夢みるアドレセンス。最新シングルの“証明ティンエイジャー”や“絶対的シンパシー”、“17:30のアニメ”まで全6曲を、モノトーンの衣装に身を包んだ5人がキュート&クールな振り付けで披露し、ファンの大声援に応えた。

3組目は、冒頭でも登場したベッド・イン。二人はスリット入りのミニスカートのスーツ、ジュリアナ扇子を引っ提げたセクシーなパフォーマンスで、公園通りを歩く人々にもアピール。「ヤーシブのみんな~」「サンクスモニカ~」など1980年代、90年代バブル期を彷彿とさせる懐かしい言葉を混ぜ、セクシーワードを連発しながら“ゴージャス”など4曲を熱唱。最後は紅白の円形カーテンをステージに持ち込み、伝説のバラエティー番組『TVジョッキー』名物の「生着替え」を再現。ハイレグビキニ姿に着替えて“後ろから前から”をセクシーにカバーし、オーディエンスをヒートアップさせた。

ベッド・インライブ風景
ベッド・インライブ風景

トリを飾ったのは、昨年もレセプションパーティーに登場したエレクトロヒップホップユニット、Charisma.com。キュートな風貌から放たれる本格派のサウンドはまさに圧巻。“HATE”“スーパーガール”“100%ブービー”といった代表曲8曲を、堂々たるパフォーマンスで立て続けに繰り出してオーディエンスをドライブ。会場を野外クラブへと変貌させた。

Charisma.comライブ風景
Charisma.comライブ風景

ブレイク寸前の女子クリエイターの個性に出会える場所

これからブレイクする若い女性たちのあらゆるジャンルの女子発カルチャーを一望できるのも、『シブカル祭。』の大きな魅力。まず注目したいのは、渋谷パルコPART1の3階、パルコミュージアムで開催中の『シブカル展。』だ。個性的なアート作品がブロックごと展示されるこのスペースでは、ペインティングからメディアアート、パフォーマンスまで様々な個性がひしめいている。例えばレセプションパーティーにも登壇したキュンチョメは『遠い世界を呼んでいるようだ』を発表。口元を切られた黒い犬たちのオブジェと共に設置されたテレビモニターには、謎めいたインタビューと共に、遠吠えをする人や狼の姿が映し出され、皮肉で毒のある世界観が提示されている。

キュンチョメ『遠い世界を呼んでいるようだ』
キュンチョメ『遠い世界を呼んでいるようだ』

サエボーグの展示もショッキングでコンセプチュアルだ。家畜をモチーフにした『Slaughterhouse-12』は、内臓が丸見えのブタのラバースーツを逆さ吊りにして展示。ポップとシリアス、キュートさと女の子の放つ毒が混在しているのが『シブカル祭。』の特徴だと言えよう。

サエボーグ『Slaughterhouse-12』
サエボーグ『Slaughterhouse-12』

渋谷パルコPART1外壁では、異ジャンルのアーティスト5組が巨大な展示で競演。女子アーティストをモデルにしたファッションシューティングを展示するNoriko Nakazato×fumiko imano×山本りさ子、だまし絵に挑戦したこようちひろ×Colliu、ユーモラスな世界観を繰り広げる池野詩織×松藤美里、詩人とアーティストがコラボした最果タヒ×水野しず、独特の世界観を放つだつお×メグ忍者(オル太)……など、ここでしか見られないアーティスト同士のコラボレーションを体験するチャンスだ。

渋谷パルコPART1外壁の展示
渋谷パルコPART1外壁の展示

パルコ館内には、PART1、PART3それぞれの各階に作品展示やショップとのコラボ作品を数多くディスプレイ。限定ノベルティーやアーティストが手がけたファッションアイテムも多数販売されている。連日開催されるイベントやライブも含めて、1日では網羅しきれないほどの女子カルチャーがギュッと詰め込まれた『シブカル祭。2014』。ただ可愛いだけじゃなく、毒やユーモア、未完成の危うさが発する独特の熱気は、現場に足を運んでこそ身をもって体感できるというもの。まだ見ぬ出会いを求めて、是非その熱量を体験してほしい。

イベント情報

『シブカル祭。2014 ~トゥギャザーしようぜ!~』

2014年10月17日(金)~10月26日(日) 会場:東京都 渋谷 パルコミュージアム、公園通り広場、スペイン坂広場、渋谷PARCO館内外、渋谷CLUB QUATTROほか

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