ケリー・ライカート

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1964年、アメリカ・フロリダ州生まれ。幼い頃から写真に興味を持ち、捜査官である父が犯罪現場を撮影するために使用していたカメラを使い始める。その後、マサチューセッツ州ボストンにあるSchool of the Museum of Fine Arts に入学し、博士号を取得。ニューヨークに移り、映画の美術を担当する。ハル・ハートリー監督『アンビリーバブル・トゥルース』(1989)、トッド・ヘインズ監督『ポイズン』(1991)では美術のほか一部、出演もしている。1994年『リバー・オブ・グラス』で長編監督デビュー。デビュー作ながらサンダンス映画祭で絶賛され、『インディペンデント・スピリット賞』では監督賞はじめ4つの賞にノミネートされた。その後に発表した長編映画『オールド・ジョイ』(2006)、『ウェンディ&ルーシー』(2008)、『ミークス・カットオフ』(2010)、『ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画』(2013)、『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』(2016)は、いずれも世界中の映画祭や批評家の間で高い評価を受けており、最新作『ショーイング・アップ』(2022)は、『第75回カンヌ国際映画祭』のコンペティション部門に正式出品された。

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