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あいちトリエンナーレ2010"

まずはココから

連載・コラム

『音楽を、やめた人と続けた人』

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KENTARO!! × 康本雅子対談「自分にしかできない表現」

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インタビュー

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ファンタジックなストーリー Pip & Popインタビュー

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バカヤローとか言いながら THE BITE インタビュー

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菊地成孔×佐々木敦『ゴダールシンポジウム』レポート

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七尾旅人インタビュー 「何億もの声」から見えてくるもの

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“時をこえ” HYインタビュー

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兄弟の愛憎劇『今は亡きヘンリー・モス』伊礼彼方×谷田歩

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いま生きてる人たち誰しもが生贄ではないか

STAGE

大橋可也×佐々木敦×西中賢治『春の祭典』鼎談

大橋可也×佐々木敦×西中賢治『春の祭典』鼎談をdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 大橋可也×佐々木敦×西中賢治『春の祭典』鼎談をlivedoorクリップに追加 大橋可也×佐々木敦×西中賢治『春の祭典』鼎談をlivedoorクリップに追加 (2010/04/30)

批評家・佐々木敦をして「彼らのようなカンパニーは他にない」と言わしめた大橋可也&ダンサーズは、1999年の結成以来、日常的な動作をトレースした振付けで現在のスケッチを試み、先鋭的なサウンドとスクリーン・イメージを用いてダンスの可能性を追求してきた。すべては「ハードコアダンス」の追求だったという。彼らの最新作は『春の祭典』がタイトルだ。 言わずもがなこの作品は、おおよそ100年前、ストラヴィンスキーやニジンスキー、ディアギレフらの混淆したエクスタシーが、シャンゼリゼ劇場に孕ませたバレエ作品である。ある本はその産声を、オーディエンスを騒乱に狂わせたデモーニッシュな響きとして採譜し、翌日の新聞各紙はスペルの書き換え――「祭典(サクレ)」でなく「虐殺(マサクレ)」――で洗礼を浴びせた。 2010年5月。「テン年代」の幕開けに大橋可也&ダンサーズが踊る『春の祭典』とは? カンパニーに縁の深い、佐々木敦と西中賢治、そして大橋可也を迎え、鼎談を行った。

(司会・構成:黒川直樹 写真:小林宏彰)

PROFILE

大橋可也(おおはしかくや)
1967年、ユニクロの発祥地として知られる山口県宇部市生まれ。大橋可也&ダンサーズ主宰・芸術監督。横浜国立大学卒業。イメージフォーラム付属映像研究所卒業。陸上自衛隊第302保安中隊(特別儀仗隊)出身。システム開発の業務に携わりながら創作活動を続ける。カンパニー外での振付け作品には、東野祥子(BABY-Q)に振付けた『9(nine)』(2007年、多摩美術大学八王子図書館ほか)、東京シティ・バレエ団ダンサーに振付けた『愛と誠』(2009年、ティアラこうとう)がある。


佐々木敦(ささきあつし)
1964年生まれ。批評家。HEADZ主宰。雑誌エクス・ポ/ヒアホン編集発行人。BRAINZ塾長。早稲田大学および武蔵野美術大学非常勤講師。『ニッポンの思想』『批評とは何か?』『絶対安全文芸批評』『テクノイズ・マテリアリズム』など著書多数。


西中賢治(にしなかけんじ)
1978年生まれ。大阪府出身。批評誌「アラザル」同人で、主に現代美術に関する論考を発表。また、学生時代より現在まで商業誌の編集ライターとして活動。専門はアイドル、アニメ、同人文化、秋葉原。
kj_nsk (KenjiNishinaka) on Twitter
arazaru(アラザル) (arazaru) on Twitter


大橋可也&ダンサーズ(おおはしかくやあんどだんさーず)
土方巽直系の舞踏の振付け方法をベースに、現代における身体の在りかたを問う作品を提示し続けるダンスカンパニー。 1999年、結成。2000年、「バニョレ国際振付け賞ヨコハマプラットフォーム」に出場するも、出演者が全裸であるという理由で非公開の審査となる。その後、活動を休止。2006年より「明晰」三部作の発表を開始。2008年に上演した『帝国、エアリアル』では、秋葉原連続殺傷事件を題材に鈴木邦男、椹木野衣ら、各界の著名人を巻き込んだフリーペーパーを制作、配布するなど、ダンスの枠組みを大きく超えた活動をおこなっている。
主な作品に、『あなたがここにいてほしい』(2004年、STスポットほか)、『明晰さは目の前の一点に過ぎない。』(2006年、吉祥寺シアター)、『明晰の鎖』(2008年、吉祥寺シアター)、『帝国、エアリアル』(2008年、新国立劇場小劇場)、『深淵の明晰』(2009年、吉祥寺シアターほか)などがある。
Kakuya Ohashi (dancehardcore) on Twitter
Kakuya Ohashi and Dancers 大橋可也&ダンサーズ


第一幕 不思議な巡り合わせと「80's→10's」に春のきざし。

佐々木:いま気づいたのですが、今日が4月14日なので……5月14日の『春の祭典』公演まで、ちょうど一ヶ月ですね。

大橋:稽古も準備も佳境を迎えています。

─私たちが出会ったのは BRAINZ(※佐々木敦が主宰するインディペンデントなレクチャー・スクール)の「批評家養成ギブス」ですが、大橋さんはどのような気持ちで参加されたのですか?

大橋:以前から、ダンス批評の言葉に疑問や不満があったことが大きいですね。また、批評の実践が求められるというレクチャーに、若い才能やダンス批評の可能性が見つかれば、という期待もありました。

西中:佐々木さんは、開講前から「大橋可也」をご存知でしたか?

佐々木:そうですね、BRAINZを始める少し前に、ご挨拶しました。ただ、これは初めて打ち明けるのですが、大橋さんの存在は実はそれより前から存じ上げていて。2000 年ごろだと思うのですが、映画に出演されましたよね?

大橋:「浮世物語」ですね。

佐々木:知人が映画の製作を務めていたので、作品を拝見していまして。その時に、大橋さんの強烈な存在感に圧倒された記憶は、いまだ色濃くありまして(笑)。

大橋:そうでしたか(笑)。

西中:佐々木さんが10年も前から大橋さんをご存知だったとは! 通われていた時代は違えど、お二人にはイメージフォーラム(※映像・イメージに関する出版、上映、新人育成を行っている東京都渋谷区の文化施設)という共通点もありますよね。それから「批評家養成ギブス」が現実的な接点となって、ここに4人が集まっているということですね。

佐々木:不思議な巡り合わせを感じますよね。

2/5ページ:第二幕「行動様式」をスケッチしていくダンス。或いは乙女達の誘拐。

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