ノイタミナ新作は山本寛×岡田麿里×東浩紀、退廃した未来が舞台の『フラクタル』

フジテレビ深夜テレビ枠「ノイタミナ」で2011年1月からオリジナルアニメ『フラクタル』が放送されることがわかった。

『フラクタル』は、退廃した未来に生きる少年と少女の出会いを描いた冒険ファンタジーアニメーション作品。世界を管理し、働くことなく生きていくことができる楽園を生み出す「フラクタル・システム」が崩壊しつつある片隅の島が舞台となる。島で漫然と日々を生きる少年・クレインは、何者かに追われ崖の下に転落した少女・フリュネを助けるが、少女はペンダントを残して忽然と姿を消してしまう。ペンダントに残されていた少女の姿をしたアバターのネッサと共に、クレインはフリュネを探す旅に出る。

監督は『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』を手がけ、はんにゃの金田哲主演『私の優しくない先輩』で実写映画にも進出した山本寛。シリーズ構成は『黒執事』シリーズや『True Tears』『とらドラ!』など、テンポよい会話と展開力で熱心なファンが多い岡田麿里。ストーリー原案に、オタクカルチャーから政治まで幅広く語れる批評家の東浩紀。キャラクター原案はライトノベル『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』でイラストを担当したイラストレーターの「左」が参加。豪華スタッフがどのような化学反応を起こすかに注目が集まる。

監督の山本は「犬死覚悟で、もう一本だけアニメを監督してみようと思います。」「これは本当の意味で、わが身を賭した勝負となるでしょう。これが失敗すれば引退も辞さない。覚悟はもうできています。しかしそれでも、今の皆さんに伝えるべきものがきっとある、私のことばで伝えなければならないことがある、そう信じる心、私の中にひとかけらだけ残った、信仰心と言ってもいい、それを胸にもう一度、もう一度だけ、アニメを作ろうと決意しました。」と同作についての覚悟とも取れる声明を発表している。

なお、『フラクタル』のコミカライズ版が『ガンガンONLINE』で2010年9月からスタートする。

『フラクタル』

2011年1月よりフジテレビ「ノイタミナ」ほかにて放送決定
監督:山本寛
原作:マンデルブロ・エンジン
シリーズ構成:岡田麿里
ストーリー原案:東浩紀
キャラクター原案:左
アニメーション制作:A-1 Pictures
プロダクション協力:Ordet

(画像:©フラクタル製作委員)

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