岩井俊二が震災後の未来を「友人たち」と語り合う『friends after 3.11』劇場公開

岩井俊二が様々な人々と東日本大震災後について語り合うドキュメンタリー作品『friends after 3.11 劇場版』が、3月10日から東京・渋谷のオーディトリウム渋谷で公開される。

同作は、宮城・仙台出身の岩井監督が震災後に再会した友人や、Twitterなどを通じて出会った人々と語り合い、日本の現在と未来を描き出した作品。出演者にはナビゲーターの松田美由紀をはじめ、京都大学原子炉実験所助教授で『原発のウソ』著者の小出裕章、環境エネルギー政策研究所所長の飯田哲也、脱原発を宣言して被災地での講演も行う山本太郎、ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー 』を手掛けた鎌仲ひとみなどが名を連ねている。また、エンディングテーマにはRADWIMPSの野田洋次郎による楽曲“ブレス”が起用されている。

震災と作品について岩井は「日本の全てについて、改めて考え直すきっかけとなった。気がついたら、先輩たち、専門家たち、友人たち、本当にいろんな人たちと語り合っていた。新しい友達もふえていた。その『友人たち』が語る震災当時と、その後、そして今。そこから浮かび上がる日本の今と未来、問題と課題を描きたい」と語っている。

なお、劇場版は昨年10月テレビ放送された『friends after 3.11』とは異なった内容になっているとのこと。また、公開期間中はゲストを迎えてのトークイベントの開催も予定しているという。続報は同作のオフィシャルサイトで待とう。

※記事掲載時、一部表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします

『friends after 3.11 劇場版』

2012年3月10日(土)よりオーディオトリウム渋谷で公開
監督:岩井俊二
エンディングテーマ:野田洋次郎“ブレス”
出演:
松田美由紀(女優)
岩井俊二(映画監督)
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教授)
上杉隆(ジャーナリスト)
後藤政志(元東芝・原子炉格納容器設計者)
吉原毅(城南信用金庫 理事長)
田中優(環境活動家)
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)
清水康之(自殺対策支援センターライフリンク代表)
鎌仲ひとみ(映像作家)
小林武史(音楽プロデューサー)
山本太郎(俳優)
岩上安身(ジャーナリスト)
武田邦彦(工学者)
北川悦吏子(脚本家)
藤波心(脱原発アイドル)
タン・チュイムイ(映画監督)
配給:ロックウェルアイズ

(画像:©『friends after 3.11【劇場版】』製作委員会)

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