別役実の新作をKERAが演出、仲村トオルら出演の舞台『雨の降る日は天気が悪い』

舞台『雨の降る日は天気が悪い』が、12月1日から東京・青山円形劇場で上演される。

2014年度をもって青山劇場と共に閉館される青山円形劇場。同劇場では、その締めくくりとして1987年から2001年まで開催されていた『青山演劇フェスティバル』を復活させ、「サヨナラの向こう側2014」をテーマに6作品を上演する。

同イベントの上演作品の1つとなる『雨の降る日は天気が悪い』は、別役実の新作。演出をケラリーノ・サンドロヴィッチが手掛け、キャストには仲村トオル、マギー、山崎一、奥菜恵、緒川たまき、池谷のぶえ、犬山イヌコが名を連ねている。チケットは、10月18日から発売スタート。なお、別役とケラリーノ・サンドロヴィッチは、1997年に上演された『病気』でも作と演出でタッグを組んでいる。

ケラリーノ・サンドロヴィッチのコメント

夢だったと言ってもよい。別役実氏の書き下ろし新作を演出できる悦びを、一体どれだけの方が理解してくれるだろうか。滅多に他人の書き下ろしを演出することのない私である。そりゃそうだろう。場合によっちゃとんでもなくひどいホンが上がってくるかもしれない。皺寄せは全部こちらにくる。そんなリスクを背負った演出なんか、引き受けられるわけがない。が、書いてくださるのが別役実さんとなれば話はまっっったく別である。本日内部発表されたタイトルがまた、とてもいい。「雨の降る日は天気が悪い」。まったくその通りです。2014年9月3日現在、中身はまだすべてが霧の中だが、きっときっと、私にとって赤塚不二夫と並ぶ「キング・オブ・ナンセンス」である、氏の面目躍如となる新作になる。実さんと呼びたいくらいだ。皆さんが期待する前に、まずは俺様に大きな期待を抱かせて頂きたい。

※別役実の病気療養のため、演目が当初予定されていた『雨の降る日は天気が悪い』から、1985年執筆の別役脚本作『夕空はれて ~よくかきくうきゃく~』に変更されました(2014年10月30日追記)。

イベント情報

青山円形劇場プロデュース
『夕空はれて ~よくかきくうきゃく~』

2014年12月1日(月)~12月14日(日)全17公演
会場:東京都 青山円形劇場
作:別役実
潤色・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:
仲村トオル
マギー
山崎一
奥菜恵
緒川たまき
池谷のぶえ
犬山イヌコ
料金:6,900円

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